熊本県
たまなおんせん・りゅうがんじおんせんほてる
玉名温泉・立願寺温泉ホテル
高台のホテルでゆったり
熊本県の北西部、玉名市にある玉名温泉は旅館やホテルが建ち並ぶ、昔ながらの温泉街です。玉名温泉の歴史は古く、約1300年前に傷ついた鷺が温泉から飛び立つのを見て発見したという伝説があるそうです。以前は立願寺温泉と呼ばれていたそうで、今でも地名には「立願寺」というのが残っています。立願寺温泉ホテルは、玉名温泉の中心近くの高台にあるホテルです。とても急な坂道を登っていくと大きな建物が見えてきます。高台にあるので眺めもいい恵まれた立地にありました。手持ちの地図には載っていなかったので新しい施設かと思ったのですが、建物は以前からあったもののしばらく休館しており、リニューアルオープンしたとのことです。館内は新しいような古くもあるような、微妙な感じになっていました。浴室はロビー左奥にあります。浴室はタイル張りになっていて、わりとゆったりとした造りになっています。浴槽は円形の2つの湯舟が重なったような形で、奥の円形の湯舟が一段高くなっていました。上の段の湯舟は湯口から湯が注がれていて少々熱めになっています。そして下の湯舟は上からのオーバーフローが注がれていて少しぬる目になっています。湯は無色透明でほとんど無味無臭です。微妙にツルッとしていて、サラサラした柔らかい感じがありました。浴室の隣にはガラスで覆われたラドン室がありましたが、こちらは現在は使用されていないようでした。外には岩風呂の露天風呂がありますが、裏山と建物との間の小さなスペースが湯舟になっています。あまり開放感のようなものはありませんが、そのスペースいっぱいに湯舟が広がっているのでけっこうのびのびと入浴することができました。森に囲まれているせいか虫も多いのですが自然味溢れている証拠で、醍醐味の1つでしょう。湯は隅のパイプからボコボコと大量に掛け流されています。露天は内湯に比べて少々ぬる目のようでゆっくりのんびり浸かることができました。
掲載: 2006/01/28
Data
- 所在地:熊本県玉名市立願寺
- 入浴 :2004年5月
- 泉質 :単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
- 泉温 :源泉44.8度
- PH :8.21
- ラドン濃度:0.86M.E/kg
- 形態 :温泉ホテル 男女別
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 野趣度:☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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