栃木県
ただおみおんせん
ただおみ温泉
ローカルな気分で地元の方々との語らいを楽しもう
ただおみ温泉は、宇都宮インターのすぐ近くにあり「ろまんちっく村」の北側にポツンとある日帰り温泉施設です。ろまんちっく村が観光地を意識しているのに対してこっちはローカル色が強い静かな雰囲気がありました。わりと小ぢんまりとした施設ですが駐車場は思っていたより広く建物もとてもきれいで新しかったです。この温泉は平成4年(1992年)にオープンしたそうですが、改装されたばかりのようです。さっそく玄関で履物を脱いで受付で料金を払って中に入ります。愛想の良い受付のおばちゃんがとても印象的でした。脱衣所は棚とコインロッカーがあります。こちらもまだとても新しい感じがして清潔的です。浴室の扉を開けるとそこはいきなり露天風呂になっていました。手前側は洗い場になっていますが、その洗い場と湯舟の手前側だけ木造の屋根がついています。洗い場はシャワー付きのものとカランだけのものがあり石鹸が用意されています。カランの湯は少し出が悪いというか勢いが弱いのが残念でした。湯舟は縁が木材で奥行きもあり、けっこう広めでゆったりしています。湯舟の奥は大谷石でできた蔵が建っているのですが、それがそのまま壁のように聳えて(そびえて)います。蔵があるので露天ながらも景色は見えず、閉鎖的な雰囲気はありますが、それもひとつの風景という感じで悪い印象はありません。湯口は奥の隅にあり、「源泉」と書かれた木箱から延びていて「温度47度毎分120リットル」と書かれています。筒の上には飲泉用のコップも用意されていました。さっそく飲んでみるとほとんど無色透明で無味無臭ですが、ごく微妙に塩味があるような気がします。温度もなかなか丁度よかったのでのんびりできました。また湯舟の脇には場違いな感じで家庭用のバスタブが置いてありましたが、これかにはホースが突っ込まれていて水風呂になっていました。壁の注意書きを読んで気が付いたのですが発掘者の名前が「池田忠臣さん」ということは、その方の名前にちなんだのですね。常連の方が大半をしめていて、地方の共同浴場のようなとてもローカルな雰囲気がありました。
掲載: 2006/02/05
Data
- 所在地:栃木県宇都宮市新里町
- 源泉名:池田温泉
- 入浴 :2004年6月
- 泉質 :アルカリ単純泉(アルカリ性低張性高温泉)
- 泉温 :源泉47.3度
- 湧出量:毎分120リットル
- 掘削深度:1000メートル
- PH :9
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 素朴度:☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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