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群馬県

くさつおんせん・たつみのゆ

草津温泉・巽の湯

外湯巡りを楽しみましょう
草津温泉は関東を、いや日本を代表する古くから栄えた温泉地です。ペーハーが2という強酸性のお湯で、一円玉が一週間ほどで溶けて無くなってしまうのだそうです。草津温泉は湯畑を中心に温泉街が形成されています。温泉街にはホテルや旅館、土産物屋の他に沢山の共同湯があります。これらの共同湯のほとんどが江戸時代から続く無料制を貫いています。そのため地元の人のお風呂としての役割がとても強いですが、一般の方も利用することができます。「巽の湯」は湯畑からは少し離れた鈴蘭通り沿いにある小さな共同湯です。小さいと言っても他の共同湯に比べるとかなり大きい方です。目の前にバス停があることやポストもあるのでそれを目印にするとわかりやすいでしょう。一見したところ民家風の造りですが、入口の上には看板が掲げられています。入口は男湯と女湯とが並んでいます。扉を開けて中に入るとチャイムが鳴りました。よく聞いていると男湯と女湯でメロディが違うみたいです。後から客が来たことを先客に知らせるためのもののようです。犯罪防止の役目になっているのではないかと思います。下駄箱に履物を入れて中に入るとすぐに脱衣所で、その奥が浴室です。脱衣所は棚が並ぶだけのとても質素なものです。壁には地元ネタの貼り紙などが多くローカルな雰囲気で観光といった要素はほとんどありません。内湯に入るとと6〜7名ほど入れる大き目の湯舟が中央壁側にあり、床はコンクリート打ちっ放しのシンプルなものです。ただ建物は木造で天井を見上げると太い梁が縦横に通っていて重厚感のある趣きです。湯舟は四角いコンクリート製ですが、縁に木材を利用している温かみのあるものでした。湯舟にはパイプから勢いよく湯が注がれていました。浴室の隅には洗面器と座椅子があり、洗い場的なスペースもありますが、カランは並んでいません。湯舟の中か直接汲んで体を流すようです。湯舟の湯はほとんど無色透明ですが、微妙にライムグリーンっぽく色づいていて硫化水素の臭いもプンプンします。湯舟の湯は少し熱めだけどそれほど高温でもなくサッパリとした熱さでとても入りやすいです。湯は酸性なので傷があると少ししみるので注意しましょう。舐めてみるとすっぱい湯でした。温泉街の中心からは少し離れているので、他に観光客もおらずゆっくりのんびりと楽しむことができました。
掲載: 2006/02/05
Data
  1. 所在地:群馬県吾妻郡草津町
  2. 源泉名:湯畑
  3. 入浴 :2004年7月
  4. 泉質 :酸性−硫酸塩・塩化物温泉(酸性低張性高温泉)
  5. 泉温 :源泉55.1度
  6. PH :2.2
  7. 蒸発残留物:1.33g/kg
  8. 形態 :共同湯 男女別
  9. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節の強張りなど
  10. 露天風呂:なし
  11. 脱衣所:あり
  12. 開放度:
  13. 清潔度:☆☆
  14. 気軽度:☆☆
  15. 地元度:☆☆☆☆
  16. 穴場度:☆☆
  17. 素朴度:☆☆☆☆
  18. 湯治度:☆☆☆☆
  19. 景色 :
  20. 総合評価:☆☆☆