高知県
にじゅうさんしおんせん
二十三士温泉
のんびりと過ごせる快適空間
二十三士温泉は、高知県の東部、田野町奈半利川のほとりにある温泉施設です。施設にはレストランや宿泊施設もある大きなもので、駐車場も広々としていて近代的な建物が目立っていました。温泉の名前に付けられている二十三士とは、幕末の志士で、元治元年(1864)に謀反を企てる者として奈半利川で処刑されてしまった23名のことです。その中でも最年少の16歳だった桧垣繁太郎が、この温泉施設のイメージキャラクターになっているようです。館内に入るとすぐにフロントがありますが、浴室は廊下の奥にあり案内に従って進みます。浴室の手前に入浴の受付があります。ここでフロントで渡された入浴券を渡してさらに奥へと進みます。このときにタオルやロッカーの鍵なども渡してもらえます。脱衣所には棚にカゴが並ぶシンプルなものです。ロッカーは少ししかないので貴重品は持ち込まないようにした方が無難でしょう。脱衣所の奥には広い洗面台があり、その奥がちょっとした休憩室になっています。イスやテーブル、そして畳の間などがありました。テレビや扇風機もあるので湯上りにゆっくりと寛げるシステムです。浴室はタイル張りのオーソドックスなタイプですが、広く清潔感があります。正面には掛け湯があります。右手には打たせ湯が2筋並んでいました。これがけっこう圧力が高くてとてもいい刺激がありました。左手にはガラス張りのサウナがありますがこれも広めです。ゆったりとしながら汗が流せます。掛け湯の奥は洗い場が並んでいて、こちらにはボディソープとリンスインシャンプーが備え付けられていました。湯舟はけっこう大きいタイプで、一部にジェットバスも装備されていました。湯は無色透明だけど湯舟の底や壁は赤茶色の付着物がついています。これは温泉の成分だと壁に書いてありました。見た目によらずけっこう含有成分は多いのでしょうね。湯はすごくヌルヌルする湯でとても気持ちいいです。湯を舐めるとけっこう塩辛く、塩分により体が温まってすぐに汗が出てきました。サウナの手前に水風呂があるので体を冷やしてから温浴と冷浴を繰り返して入りました。外には露天風呂もあります。露天には寝湯が三人分と角には玉砂利が敷かれた湯舟がありました。玉砂利はジャラジャラと足の裏を刺激してくれて気持ちいいような痛いような、妙な感覚です。露天の湯は少し塩素の臭いがキツく感じられましたが、とても雰囲気はいいです。壁があるので景色などは楽しむことは出来ませんが、のんびり日光浴をしながら楽しみました。
掲載: 2006/02/18
Data
- 所在地:高知県安芸郡田野町
- 入浴 :2004年8月
- 泉質 :ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性温泉)
- 泉温 :源泉34.7度
- 掘削深度:1550メートル
- PH :8.0
- 形態 :温泉施設 男女別
- 効能 :神経痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、打ち身、慢性消化器病など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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