埼玉県
せいがんじおんせん・さいたませいがんじおんせん
清河寺温泉・さいたま清河寺温泉
源泉のぬる〜い湯も魅力的
「さいたま清河寺温泉」は、さいたま市西区、清河寺六差路の交差点の近くにある日帰り温泉施設です。パチンコ屋の隣にある温泉施設ですが、それもそのはず、パチンコ屋の社長さんが平成11年に掘ったもので、平成18年2月にオープンしたばかりの新しい温泉施設です。わりと大きな温泉施設で、駐車場脇の小高くなった丘の上に建っています。敷地内のあちらこちらに竹を配して、和風の落ち着いた雰囲気を作り出していました。館内に入って受付を済ますと、そこから板張りの長い廊下をぐるりと回って、休憩室や食事処、マッサージルーム、理髪店などを抜けた先に浴場がありました。入口からはけっこう距離があるように思えますが、館内がどういった感じなのかがわかりやすい利点もありますね。脱衣所はコイン返却式のロッカーが並び、奥の大きなガラス窓からは露天風呂が見えて採光豊かな明るい雰囲気です。また、隅にはハンドタオルやシャンプー、シェーバー、パンツやシャツなどを扱った地頭販売機もありました。これなら思い立ったときに手ぶらでも気軽に立ち寄れますよね。洗面台にはドライヤーや綿棒、ティッシュなども用意してあります。浴場に向かうと、内湯と露天の分かれ道になります。内湯に入るとまずは大きな壺の掛け湯があります。広々とした浴室は、大きく三つのエリアからなり、左側は水風呂と高温サウナ、中央は洗い場、右側は湯舟になっています。サウナは四段になった大きなものでテレビもついています。洗い場は、ボディソープとリンスインシャンプーが備え付けられていました。湯舟は大きなガラス窓に面していて、手前側が大きな檜風呂で、奥がアトラクションバスになっています。檜風呂はゴツゴツと荒削りな感じの感触があり、木の香りが漂った気持ちいい湯舟です。この浴槽は温泉ですが、加熱と循環をしていると書かれていました。アトラクションバスは、エステバスやスーパージェットバスなど深めの湯舟がありますが、こちらは温泉ではなく白湯になっています。露天風呂はとても広くて開放的なものでした。いくつもの湯舟が並び、奥には竹林が広がっています。まずは生源泉湯という円形の湯舟があります。これは38度の源泉をそのまま加水、加熱しないで掛け流しになっている湯舟です。温度がちょっと低いので冬場は少しぬるく感じますが、これはなかなかオススメです。中央の湯口からボコッボコッと音をたてながら湯が注がれています。湯はくすんだ黄色い湯で、透明感はあります。少々鉄分のような臭いを感じました。舐めてみるとマロヤカな塩味がありながらも鉄の錆びたような味があります。さいたまでこんなお湯が出るとは意外でした。肌に触れるとツルツルとする、とても気持ちがいい湯です。それから露天の中央には大きな岩風呂があります。巨石を配したダイナミックなもので、その先にはコンクリートで一段高くなった「あつ湯」があります。加熱され44度ほどの少し熱めの湯です。これも掛け流しになっていました。隅には掛け流しの壺湯が2つ、岩風呂の裏には寝湯と寝転び湯などもありました。湯量も豊富で、設備もよし、のんびりと寛げるので、ここは人気が出そうですね。とても気に入りました。
掲載: 2006/03/12
Data
- 所在地:埼玉県さいたま市西区大字清河寺
- 入浴 :2006年3月
- 泉質 :ナトリウム-塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・温泉)
- 泉温 :源泉38.3度
- PH :7.71
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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