大阪府
ふせおおんせん・ふしおうかく
伏尾温泉・不死王閣
開放感たっぷりのゆったりお風呂
伏尾温泉「不死王閣」は、池田市伏尾町、余野川沿いにある温泉ホテルです。国道423号を池田市街地から豊能町方面へと進んでいくと、段々と街並みを外れ緑豊かな山間になっていきます。ちょうど住宅も見えなくなったぐらいのところで余野川の対岸に巨大なホテルが見えてきます。このホテルはハーブガーデンやプール、結婚式場、ホール、クラブ、カラオケなど備わったとても大規模なホテルで、広い駐車場もいっぱいになるほどの人気ぶりです。この温泉はラジウム泉で、「衣懸けの湯」という名前が付けられていました。名前の由来は五月山の頂上付近にある「衣懸けの松」にちなんだとのことです。池田に伝わる「織姫伝説」では、呉の国から来た呉織(くれはとり)と漢織(あやはとり)という2人の女神が織物の技術を伝えたといい、この織姫が染めた絹をかけて干したと伝えられる松が、「衣懸けの松」なのだそうです。とても神秘的なネーミングなのですね。浴室はエレベータで4階に上がった奥にあります。ここでは日帰り入浴も受け付けていて、浴室の前に受付がありました。バスタオルとハンドタオルを受けとって中に入ります。脱衣所にはカゴが並んでいますが、脱衣所前に無料のロッカーがあるので貴重品はここに保管しましょう。洗面台は広くとても清潔的て、ヘアトニックやシェーバー、テッシュ、綿棒なども揃っています。浴室に入ると何故か内湯なのに開放感たっぷりです。それは浴室の奥側の窓ガラスが大きく開かれていて、外気が入ってくるからでした。浴室は内湯と露天風呂から成ります。内湯は洗い場がいくつか並び、そして大きな湯舟があります。手前にサウナと水風呂もありました。湯舟は壁の湯口から湯が注がれています。無色透明でやや消毒臭が漂いますが、微妙にツルツル感があるさっぱりとした湯です。広々としていて、温度もややぬる目なのでのんびりとした気分で入れます。露天風呂は庭園風呂になっていました。ここは建物の4階にあるのに、地上と同じように庭園が広がっているのはとても驚きました。東屋の屋根のついた岩風呂と手前側は寝湯になっています。岩風呂の奥には池があり、その奥には小さな滝まであります。とても品があり、心を落ち着かせてくれる優雅な雰囲気があります。さすが高級なホテルだけありますね。浴室は4階にあるので庭園を味わいつつも、眼下の景色も見下ろせます。客室には展望露天風呂付きの部屋もいくつもあるそうで、パンフレットを見るとこれがまたとても優雅です。部屋によって桧や陶器、石風呂など、趣向が異なっているので、何度も泊まりたくなるような贅沢な宿でした。
掲載: 2006/05/02
Data
- 所在地:大阪府池田市伏尾町
- 源泉名:伏尾温泉 1号泉・2号泉
- 入浴 :2004年9月
- 泉質 :[1]放射能泉(緩和性低張冷鉱泉)
[2]含食塩重曹泉(緩和性低張冷鉱泉) - PH :[1]8.4 [2]8.4
- ラドン含有量:[1]11.73マッヘ [2]8.13マッヘ
- 形態 :温泉ホテル 男女別
- 効能 :[1]リウマチ性疾患、痛風および尿酸素質、動脈硬化症など
[2]創傷および火傷、皮膚掻痒症および角化症など - 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 優雅度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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