福井県
えちぜんすいせんのさとおんせん・えちぜんしーさいどほてる
越前水仙の里温泉・越前シーサイドホテル
日本海を見渡すパノラマ露天風呂
越前シーサイドホテルは荒々しい日本海特有の海岸線が続く越前海岸、国道305号線沿いにあります。アーチ状になった巨大な奇岩「呼鳥門」からもほど近い、海岸の観光ホテルです。国道305号線は、延々と海岸沿いを走るのですが、たまに集落がある程度でとてものんびりとした道路になっています。このホテルもポツンと岩陰に建っているので、うっかりしていると通り過ぎてしまいそうですが、鉄筋のわりと大きなホテルです。海岸に建つホテルとあって全室海に面したオーシャンビューが売りになっているようです。その立地を活かして浴場は展望風呂になっています。女湯が4階、男湯が5階と、高い位置にあるので雄大な日本海を眺めながらの入浴が楽しめます。脱衣所はとても広々としています。左手側には洗面台が並び、イスやテーブルなど休憩所にもなっていました。右手側には棚にカゴが並んでいます。一部、鍵付きの木造ロッカーもあるので外来の入浴客も安心して入れるようになっていました。浴場の扉はふたつあり、ひとつは内湯、もうひとつは露天風呂への入口となっています。浴室同士はつながっていないので、行き来する場合には一度脱衣所を通らなければなりません。内湯に入ると縦に細長い浴室になっていて、その正面は大きなガラス窓で、そこから広い海が見渡せます。左側と正面奥には洗い場が並び、右側に湯舟が並んでいます。洗い場にはボディソープ、リンスインシャンプーが揃っていました。一番奥の洗い場は目の前がガラス窓なので、海を眺めながら体を流すことができます。カランの部分から上はすぐガラス窓になっているので、目の前を遮るものがなくそのまま海を眺められるので、カモメにでもなった気分で景色を楽しめます。内湯ながらもこれなら気分がいいですね。湯舟はわりと広々としています。壁に設けられた湯口から流れるようにして湯舟に湯が注がれていますが、湯舟からは床に溢れることはなく循環式のようです。全体的にちょっと浅めの湯舟でした。湯はほとんど無色透明だが、わずかに濁りがあるように感じます。極々微妙にツルツル感があるのですが、それ以外にはあまり特徴は感じません。露天風呂は、東屋の屋根が付いたものですが、壁はなくその正面はそのまま海が眺められます。海から吹いてくる潮風を浴びながら海を眺められる絶景ポイントになっているので、なんとも開放感たっぷりで気持ちがいいものです。この辺一帯は荒々しい磯が続き、典型的な日本海を演出しているのでわりと見ごたえがあります。ここでのポイントは何といっても沈む夕陽です。晴れていれば正面の日本海へと沈む夕陽を眺めながら入浴ができるのだそうです。もちろん客室からも眺められるのですが、この日はたまたま天気も悪く残念ながら夕陽を拝むことはできませんでした。また夜はいくつもの漁り火が漆黒の闇の中に浮かび上がるので、とても幻想的な光景も楽しむことができます。食事は新鮮な海の幸もたっぷり楽しめるので、海鮮好きにはたまらんロケーションです。
掲載: 2006/06/24
Data
- 所在地:福井県福井市八ツ俣白岩
- 入浴 :2006年5月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性低温泉)
- 泉温 :源泉33.9度
- 湧出量:毎分200リットル
- 形態 :温泉ホテル 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消火器病、痔疾、冷え性など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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