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宮城県

とどろきおんせん・とどろきりょかん

轟温泉・とどろき旅館

ゆったりとした「荒湯」は開放感満点
鳴子温泉から国道108号線を鬼首温泉に向けて進んでいくと、鬼首温泉の玄関口にあるのが轟温泉です。国道沿いにある純和風の温泉旅館ですが、道路側には垣根で覆われていて、一歩中に入ると静かな落ち着いた感じがありました。建物の前には手の行き届いた綺麗な庭があり、けっして大きな旅館ではありませんが品格が漂い高級感を感じました。玄関を入ると質実剛健な落ち着いた雰囲気があります。浴室は廊下の奥にありました。まずは男女別の内湯・貸切露天風呂の「木もれびの湯」、そして混浴の大きな露天風呂「荒湯」があります。内湯は男女別に仕切られているのですがその間には大きな岩の山があり、屋内ながらも荒々しい野趣的な雰囲気がありました。湯舟は少々小ぢんまりとした質素な四角いものでした。貸切露天風呂の方はとても狭く、脱衣用にカゴがいくつか用意されているだけで、すぐ目の前は湯舟になっています。しかし、その先には庭園が広がり、緑に包まれて穏やかなムードがありました。湯舟は石タイルの岩風呂調のもので、3〜4名が入れるほどの小ぢんまりとしたタイプのものです。貸しきって利用するにはちょうどいい大きさで、ゆっくりと満喫することができました。湯は少々熱めの湯が注がれていてそのまま掛け流しになっています。湯舟に体を沈めると湯がザザーッとあふれ出すのは、スカッとして気持ちがいいものです。一番奥にある露天風呂の「荒湯」は男女別の脱衣所が左右にありますが、湯舟は大きなものがひとつあるだけで混浴になっています。のた。脱衣所も湯舟の脇に棚があるだけの簡易的なものでした。脱衣場から先、洗い場から湯舟の途中までは男女別に壁で仕切られているのですが、湯舟の奥側は完全にフリー状態になっています。仕切りの壁も大きな岩で分けられているだけで、開放部分の方が広いので無いに等しいぐらい開放的でした。湯舟は大きな岩風呂になっていて床はコンクリートに石を埋め込んだものになっています。湯舟の周囲は和風庭園になっているので、池にでも入っているような気分になりとても優雅で雰囲気が良かったです。庭園の真ん中には湯口があって、熱い源泉が川のように流れて湯舟に注がれています。湯舟ではけっこう適温なのですが、注いでいる部分は熱いので注意しましょう。湯は無色透明で癖もなくとってもやわらかい湯で、じっくりと浸かることができました。
掲載: 2006/07/29
Data
  1. 所在地:宮城県玉造郡鳴子町鬼首字轟
  2. 源泉名:新とどろき3号泉
  3. 入浴 :2004年9月
  4. 泉質 :単純温泉・低張性弱アルカリ性高温泉
  5. 泉温 :源泉77.2度
  6. PH :8.2
  7. 形態 :温泉旅館 男女別・混浴
  8. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺・健康増進など
  9. 露天風呂:あり
  10. 脱衣所:あり(露天風呂には男女別簡易脱衣所)
  11. 開放度:☆☆☆☆
  12. 清潔度:☆☆☆☆
  13. 気軽度:☆☆
  14. 野趣度:☆☆☆
  15. 秘湯度:☆☆☆
  16. 優雅度:☆☆☆
  17. 景色 :☆☆☆☆
  18. 総合評価:☆☆☆