沖縄県
おきなわざんぱみさきろいやるほてる
沖縄残波岬ロイヤルホテル
南国リゾートながらも広い浴場は魅力的
残波岬は沖縄本島の中部西側、読谷村の北端に突き出た断崖の岬です。東シナ海に荒々しく突き出た断崖は高さが30メートルほどあって、人気の景勝地にもなっています。その先端近くの一等地にある巨大なリゾートホテルが、沖縄残波岬ロイヤルホテルです。ホテル内にはレストランや結婚式場、テニスコートやガーデンプールなどを取り揃えてあり、ビーチも近くにあることから滞在型のリゾートホテルになっています。そしてこのホテルの設備には露天岩風呂を備えた大浴場も備わっています。沖縄県といえば国内でも温泉資源の乏しい地域で、温泉施設はおろか一般の入浴施設もほとんど存在しないのが現状です。大きなリゾートホテルでも、プールやシャワー施設はあっても、大浴場の存在しない施設は多々あります。沖縄残波岬ロイヤルホテルは、温泉施設ではないものの大浴場を備え、また露天風呂も備えた貴重な存在になっています。大浴場は宿泊者なら特に追加料金など不要で利用できるようになっています。大浴場は1階の奥にありました。浴場に向かうと脱衣場に入る下足箱の前に、小さな木造の舟が置いてあり、ハンドタオルが沢山積まれていました。バスタオルは部屋に備え付けのものを利用しますが、ハンドタオルは浴場で調達できるスタイルです。脱衣場はカゴが棚状に並び、別に貴重品用の小さなロッカーがあります。洗面台は広々としていて明るくクリーンなイメージです。一般的なホテルの浴場といったところでしょう。浴室に入るとまずは内湯とサウナがあり、その奥に露天風呂があります。内湯は「く」の字を変形させたような形の大きな湯舟が浴室の中央にあり、湯舟に一部はバブルバスになっています。浴室の入口近くには高温サウナがありました。サウナの脇には小さな水風呂もあります。洗い場は壁に並んでいて、シャンプーやリンス、ボディーソープが備わっています。女湯にはさらに固形せっけんや軽石、洗顔クリームも用意されているようです。内湯はタイル張りになっていて、ホテル一般の大浴場といった雰囲気ですが、露天風呂はなかなか風情のあるものになっています。露天のエリアは少し広めになっていて、その半分は岩風呂になっています。残りの半分はタイル床の隅に植え込みがあるだけの空間になっていて、体を冷ましたりするにはいいかもしれません。ただ、座ったり寝転んだりするようなものがないので、デッキチェアやベンチ、リクライニングチェアなどがあるといいように思います。露天風呂は1階にあることもあって、周囲は高い壁に囲まれていて景色などは望めません。天井部分は空いていますが樹木やポトスなどが覆っているので、ジャングル風呂的な雰囲気がありました。眺望を楽しむようなことはできませんが、外気を浴びながら入浴する開放感があって、雰囲気は悪くなかったです。プールやビーチで泳いだ疲れを癒すのにも、湯舟に浸かるのはやっぱり効果的なのだなぁと感じるのでした。
掲載: 2006/07/30
Data
- 所在地:沖縄県中頭郡読谷村字宇座
- 入浴 :2006年7月
- 泉質 :温泉ではありません
- 形態 :リゾートホテル大浴場 男女別
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 優雅度:☆☆☆
- 景色 :☆
- 総合評価:☆☆
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