岡山県
しもゆばらおんせん・ひまわりかん「ろてんぶろ」
下湯原温泉・ひまわり館「露天風呂」
の〜んびり広々、開放感たっぷりの露天風呂
岡山県の北部、下湯原にあるひまわり館は食事処や休憩室、売店の備わった交流施設です。国道313号線（旧道）沿いにあるドライブイン的な施設ですが、そこに隣接して温泉施設があります。温泉施設といっても建物があるわけではなく、露天風呂があります。露天風呂に脇には「ペットの湯」というのもありました。ペットの湯は犬猫専用の露天風呂があるというから驚いてしまいますね。時代は変わったものだなぁとも思いますが、元々は動物たちも温泉には入っていたのですよね。温泉発見のエピソードには様々な動物たちが登場していることからもわかります。さて人間は大きな露天風呂を利用します。駐車場に入ると竹垣が見えるのですぐにわかります。入口の受付を通ると手前側が女湯で奥に男湯がありました。男湯の入口を一歩踏み入れるとそこはいきなり露天風呂が広がっています。垣根で囲まれてはいるものの内湯などはなく、広い湯舟だけが広がっているので、すごい開放感です。手前左側には屋根のついた簡易脱衣所があり、棚にカゴが並んでいます。右側には小さな小屋がありトイレと雨風もしのげる更衣室となっています。天候が悪いときには更衣室の中で着替えてもいいでしょうが、手前の簡易脱衣所の方が面倒でなくて楽です。湯舟は大きな岩風呂で、一部には屋根もついています。手前側壁の湯口から湯が注がれていますが、そのまま湯舟から溢れているところを見ると掛け流しのようです。ただ温泉分析表によると泉温を38.4度。湯舟では42〜43度ほどあったので加熱されているようですね。湯舟の中には加熱された熱い湯の噴き出し口もありました。湯は無色透明でほとんど無臭です。肌がツルツルとするアルカリ性の湯で、美作地方の独特の柔らかさがありました。男湯ではまわりをとり囲む塀が比較的低いので、より開放感が味わえます。立ち上がると目の前を流れる旭川や付近の山々を眺められるのでとても気分がいいです。しかしその反面、川沿いの道路や畑からも丸見えです（笑）。ちなみに目の前の畑の隅には円形の小さな湯舟があります。おそらく農作業用の為のもので入浴用ではありませんが、運が良ければぬる目の湯がトロトロと掛け流されています。おそらく源泉なのでしょう。でもそちらは畑の人の迷惑にならないように見学程度にしておきましょう。
掲載: 2006/08/17
Data
- 所在地:山県真庭市湯原町下湯原
- 入浴 :２００４年１１月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉（低張性アルカリ性温泉）
- 泉温 :源泉38.4度
- 湧出量:毎分1600リットル
- 掘削深度:27メートル
- ＰＨ :９．３
- 蒸発残留物:0.23g/kg
- ラドン含有量:8.4X10-10 Ci/kg
- 形態 :露天風呂 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、運動麻痺、うちみ、慢性消化器病など
- 露天風呂:あり
- 脱衣所:簡易及び小屋
- 開放度:☆☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 野趣度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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