北海道
じょうざんけいおんせん・かっぱかぞくのがんかけてゆ
定山渓温泉・かっぱ家族の願かけ手湯
かわいい河童のキャラクターが迎えてくれる
定山渓温泉は慶応2年(1866)に定山(美泉常山)という僧が発見し、湯治場として開発したのが最初と言われています。札幌の奥座敷として知られ、今では北海道を代表する温泉場のひとつとしてとても人気のあるところです。定山渓温泉には古くから河童の伝説も残っていて、現在では街のシンボルとして河童をキャラクターにして親しまれています。温泉街のあちらこちらにかわいらしい河童のオブジェや看板が見られるので、楽しみながら温泉街を散策するといいでしょう。最近は手軽に入れるということで足湯や手湯がいろんな温泉地で作られていますが、ここの手湯は一風変わったとても面白いものです。「かっぱ家族の願かけ手湯」は、章月グランドホテルの前あたり、国道230号線沿いにあります。ここの手湯は願掛け手湯ということでちょっとイベント性のあるユニークなものでした。直径1.5メートルほどの円形の湯舟に、急な滑り台のような形の段になった湯の川が流れ注がれています。段の下には河童が二匹(お父さんとお母さん)いて、その頭(皿)に湯が流れ込んで口からチョロチョロと流れています。見ていてもとても滑稽な感じで大うけします。そして手前の湯舟の中にも2体の河童(子どもたち)がいました。願掛けの手順は脇の柱に書かれていますが、まずは柄杓で湯を汲んで手前の河童の頭(皿)の穴に湯を注ぎます。2〜3杯ほど注ぐといっぱいになるようです。すると注ぎ口の河童と同じように口からピューッと湯が出るのでそこで手を洗い「オン、カッパヤ、ウンケン、ソワカ」と3回述べて願掛けするのだそうです。他に人が大勢いても恥ずかしいし、かといって一人で寂しくやるのも虚しいので、友達とワイワイ楽しむのがいいでしょう。お湯は温泉をそのまま引いているので、舐めてみるとしっかりとしたしょっぱさを感じます。手もツルツルになるとの評判なので、定山渓にきたら是非とも立ち寄りたいオススメのスポットです。
掲載: 2006/09/09
Data
- 所在地:北海道札幌市南区定山渓温泉東
- 入浴 :2004年11月
- 泉質 :含硫黄-ナトリウム-塩化物泉
- 形態 :手湯 混浴
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 異色度:☆☆☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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