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北海道

じょうざんけいおんせん・じょうざんけいびゅーほてる

定山渓温泉・定山渓ビューホテル

地上60メートルから眺める絶景風呂を優雅に
定山渓温泉は慶応2年(1866)に定山(美泉常山)という僧が発見し、湯治場として開発したのが最初と言われています。札幌の奥座敷として知られ、今では北海道を代表する温泉場のひとつとしてとても人気のあるところです。温泉街は渓谷沿いに近代的なホテルが建ち並んで土産物屋なども充実していますが、周りには自然も豊かでとてものんびりとした雰囲気がありました。ビューホテルは温泉街の一番手前側にある大きなホテルです。鉄筋の近代的なもので、ホテルというより都会のビルといったぐらい巨大な建物に驚きました。ロビーに入るとこれがまたものすごく広く、正面にはフロント、右手に売店、左手にはラウンジが広がっています。とても煌びやかな雰囲気で、賑やかさと華やかさを感じるリゾートホテルです。浴室は本館の地下1階、2階の大浴場と、新館の16階に展望大浴場があります。まずは本館の大浴場「湯酔郷」から入ってみました。浴室は男女別々にありますが、夜の12時を境に男女交替になりますので宿泊して利用した場合には両方楽しむことができます。まずは階段下りて左側にある浴室から入りました。広い脱衣所の奥に浴室入口があり、浴室に入るとちょっとした洗い場があるだけで湯舟が見えません。しかしその横から階段でさらに下に降りていくと大きな湯舟と沢山の洗い場が並んでいました。脱衣所が地下1階だとすると浴場は地下2階に位置するようです。湯舟はホントに広く、のびのびとして気持ちがいいです。さすがは巨大なホテルの大浴場だけあります。「大浴場」の名前に恥じないほど広大な内湯が広がっていました。そして浴室の奥にはジェットバスや打たせ湯などのコーナーもありました。湯は無色透明ですが、舐めてみると塩味があるものです。塩分を含んだ温泉とあって、長く入りすぎるとのぼせてしまうので注意が必要です。夜中の12時を過ぎたのでもう一方の浴室に入ってみました。こちらも先ほどと同様にとても広々とした浴室です。浴室の中央には円形の湯舟があり、左手には洗い場が並び、右手はとても大きな湯舟があります。こちらの浴室にはあちらこちらに何体かのビーナス像が安置されています。ヨーロピアン風の浴場といった感じでしょうか、なかなかいい雰囲気です。さらに奥には死海の湯、火龍薬湯、ハーブの湯と3つの小さな湯舟が並んでいました。さっそく死海に入ってみましたが、これがまたちっとも体は浮きません。何じゃこりゃと舐めてみると、これがショッパイのではなくものすごく苦いのです。塩分が濃いというよりはミネラルが濃いといった感じで、死海そのものを再現したわけではないようです。そして次に露天風呂に出てみました。こちらは浴室のさらに奥の階段を下りた先の川沿いにあります。冬場の寒い時期だったこともあってか、けっこう広そうな湯舟ですが湯けむりで先がまったく見えないほどでした。しかし、吹き抜ける風がとてもヒンヤリとしていて気持ちよかったです。そして最後に新館16階にある展望大浴場に向かいます。こちらは地上60メートルから眺める景色が自慢の浴場です。内湯ながらも窓ガラス越しに周りの山々が眺められてとても優雅な気分になれます。また、男女交替制ですが浴場からさらに階段を上がった屋上にも露天風呂があります。それなりに広くて、何よりもこの上ない開放感がたまらないです。まさに天にも昇る気分で温泉を楽しむことができました。巨大なホテルながらも温泉のロケーションが良いので、とても楽しむことができました。
掲載: 2006/09/10
Data
  1. 所在地:北海道札幌市南区定山渓温泉東
  2. 源泉名:45号・46号・53号混合泉
  3. 入浴 :2004年11月
  4. 泉質 :ナトリウム−塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
  5. 泉温 :源泉63.4度
  6. 成分総計:3.015g/kg
  7. 形態 :観光ホテル 男女別
  8. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺など
  9. 露天風呂:あり
  10. 開放度:☆☆☆
  11. 清潔度:☆☆☆☆☆
  12. 気軽度:☆☆☆
  13. 景色 :☆☆☆☆
  14. 総合評価:☆☆☆