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静岡県

かわづはまおんせん・ろてんぶろ

河津浜温泉・露天風呂

羞恥心もぶっとぶ野趣満点の開放感
国道135号線沿い、河津浜海水浴場の脇を流れる河津川脇にポツンと小さな露天風呂があります。何の看板や案内などもなくホント道端にポツンと湯舟だけがあるので、一見したところ温泉なのかどうかさえもわかりません。すぐ近くにはバス停もあり、もちろん通行人からも丸見えなので入浴にはかなり勇気のいる温泉です。しかしどういったわけか、道路側の壁から長いパイプがのびていて、チョロチョロと湯が注がれ続けているのです。とても目立つところにありますが、さすがにロケーションがロケーションだけに、何度か訪れたことがありますがほとんど入浴している人の姿を見たことがありません。ちなみに、河口はサーフポイントにもなっているらしく、サーファーが暖をとりに入浴していることが多いようです。湯舟は木造で二名入ればいっぱいの小さなものですが、まさに湯舟です。もともと生簀(イケス)として使われていたもののを再利用して造られたとの噂もありますが、実際のところどういう経緯でこのような湯舟がここに造られたかはわかりませんでした。お湯は無色透明の綺麗な湯で、かなりぬる目の湯です。温度は38度ほどだったので夏場以外はかなり厳しいと思われます。噂によると熱い湯が出ていることもあるそうですが、今までそれに遭遇したことはありません。このときは11月の終わりで気温もそれなりに低い時期だったこともあり、湯舟の温度が35.5度しかなく一度入ったら寒くて出られないほどでした。こういった場所なのですぐに汚れてしまいそうですが、湯底には砂や泥などは溜まっていなかったところをみると、わりと頻繁に清掃されている気もします。しかし、一歩湯舟の中に足を入れてみると、コケが大量に発生していて底は激しくヌルヌルしていました。底にはゴム栓があるので、汚れている湯舟は湯を一度抜いてしまって清掃してから入るのがいいでしょう。ただ湯量はそれほど多くはないので、再び溜まるまでに時間もかかります。湯舟だけがポツンとあるので脱衣場も何もないですが、湯舟のまわりにはスノコの足場が用意されていました。ちなみに以前(1999年頃:写真1,2)は、湯舟の周りには何もなかったのですが、どういうわけか大きな岩で囲まれていました。海からは見えにくくなりましたが、通行人からは変わりなく丸見えなので、意図がわかりません。それにしてもこの開放感はたまりません。湯舟に浸かってしまうと、目の前には海が広がっていて、奇特なロケーションにいることを忘れさせてしまうほど、のんびりとしたいい眺めです。無料で利用できますが、くれぐれもマナーは守って、他人の迷惑にならないように利用しましょう。
掲載: 2006/09/16
Data
  1. 所在地:静岡県賀茂郡河津町
  2. 入浴 :2004年11月
  3. 泉温 :湯舟35.5度 注ぎ口38度
  4. 形態 :露天風呂 混浴
  5. 脱衣所:なし
  6. 開放度:☆☆☆☆☆
  7. 清潔度:☆
  8. 気軽度:☆
  9. 穴場度:☆☆☆
  10. 野趣度:☆☆☆☆☆
  11. 異色度:☆☆☆☆
  12. 景色 :☆☆☆
  13. 総合評価:☆☆☆