鹿児島県
にしだおんせん
西田温泉
化粧水の代わりに利用する人もいるという美人湯
西田温泉は鹿児島市内にある温泉銭湯のひとつです。鹿児島市内にはいたるところに温泉銭湯があり、近隣住人のお風呂として当たり前のように存在しています。ＪＲ鹿児島本線鹿児島中央駅(旧西鹿児島駅)から北へ7〜8分ほど歩いた住宅街の一角にあります。鉄筋二階建ての小さな建物で、小さな看板で「西田温泉」と書かれています。まずは玄関前の券売機で入浴券を購入し、下足箱に履物を入れてから中に入ります。館内はいわゆる番台形式で、中央の番台を挟んで左右対称に脱衣場と浴室があります。脱衣場は鍵の掛かる木製ロッカーとカゴの用意された脱衣棚がありました。ガラス扉の奥が浴室で、浴室もタイル張りのオーソドックスな銭湯タイプです。浴室の手前側の温泉分析表と奥にある飲泉場を除けば、いたって標準的な銭湯といった感じです。浴室は手前側が洗い場で奥は湯舟が広がっています。一番奥には蒸気サウナもありました。洗い場は両サイドの列は湯水のカランと固定式のシャワーが付いていて中央のシマは湯水のカランのみです。出てくる湯は塩分を含んでいて、たまにこげ茶色の浮遊物があることから源泉をそのまま利用しているようです。ツルツルとした感じがある湯で、体を洗い流したところでいつまでも石鹸が流れ落ちないと錯覚するほど滑らかな湯です。湯舟は４つに区切られていて手前から「ぬる湯」「電気風呂」「超音波湯」「あつ湯」になっています。奥のあつ湯は飲泉場兼打たせ湯もありました。少し高い位置に湯口があり、柄杓（ひしゃく）で湯を汲んで飲みます。薄いけどしっかりとした塩味がありました。そして零れ落ちる湯は局部的な打たせ湯に利用できると説明書きがありました。湯舟の湯もツルツル感がとても気持ちよくて、思わずうっとりとしてしまうほどです。化粧水の代わりとして利用している人も多いというのもうなづけます。湯舟の反対側には水風呂と健康足踏み台がありました。水は地下105メートルから組み上げたものだそうですが、特に変わったものではありません。健康足踏み台は手すりと青竹のようなコンクリートの出っ張りがあるものです。入浴がてら、足の裏を刺激して健康を増進させちゃいましょう。
掲載: 2006/09/18
Data
- 所在地:鹿児島県鹿児島市鷹師
- 入浴 :２００４年１２月
- 泉質 :芒硝・明ばん・重曹・食塩泉(緩和性低張高温泉)
- 泉温 :源泉46.5度
- 形態 :温泉銭湯 男女別
- 効能 :(浴用)慢性関節リウマチス、慢性筋肉リウマチス、神経痛、火傷など
(飲用)慢性胃カタル、便秘、ふとりすぎ、動脈硬化など - 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 地元度:☆☆☆☆
- 素朴度:☆☆☆☆
- 景色 :☆
- 総合評価:☆☆☆
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