鳥取県
だいせんおんせん・だいせんろいやるほてる
大山温泉・大山ロイヤルホテル
壮大な大山の麓にある優雅なリゾートホテル
大山は山陰を代表する名山のひとつで、その美しさから「伯耆富士」とも呼ばれています。大山ロイヤルホテルはその名峰大山の中腹にある大きなリゾートホテルです。レストランやバー、宴会場や結婚式場なども備えた大型のホテルで、遠くからでも目立つ巨大な建物は、白亜の殿堂といった風格のあるホテルでした。天然温泉を利用した浴場は地下1階にあり、日帰り入浴施設としても利用が可能です。館内に入りロビー裏のエレベータか階段で階下へおりるとゲームコーナーの前に浴場入口と受付があります。脱衣所は入口付近に貴重品用のロッカーが並び、広い脱衣スペースと沢山のカゴが並んでいました。洗面台も広々としていて、ドライヤーやティッシュの他、綿棒や整髪料、シェービングムース、髭剃り、ヘアブラシなど、アメニティグッズも至れり尽くせりといった状態です。また、脱衣所内には「大山の水」という美味しい水が飲用に設置されていました。さっぱりとしつつ微妙に甘味のあるような、まさに美味しい水でした。浴後の水分補給に飲むといいでしょう。浴室は内湯と露天風呂とがあります。内湯は広々としていて正面には大きな湯舟があって、その奥側と側面に洗い場が並んでいました。角にはサウナと水風呂がありました。洗い場は16箇所ほどあり、はリンス、シャンプー、ボディソープ、固形石鹸の他にも炭シャンプー、炭洗顔など、これまた充実しています。また洗い場の隅には手術台のような台がありました。これはマッサージ用ということでマッサージの客があると、洗い場の一部をカーテンで囲い、マッサージを始めるものでした。マッサージ用の別室があるわけでないところがとても怪しい感じです。湯舟は一部にバブルやジェットのついたもので、とても広くてのんびりと入れます。湯舟は端の水甕(みずがめ)のような口から湯が注がれていますが、これがまた超豪快に瀧のように注がれています。湯は循環されているようで「温泉は飲めません」と注意書きがありました。湯は無色透明でサラッとしたとても大人しいタイプです。露天風呂は岩風呂になっています。奥の男女を隔てる壁が湯の瀧になっていて、豪快に注がれています。露天風呂は周囲を葦簾(よしず)が囲っていて、景色はほとんど見えませんが、庭木や庭石など庭園風になっていて雰囲気は悪くないです。大山温泉は大山に降り注ぐ雪や雨が長い歳月を経て地下に浸透し、地熱によって温められたものだそうで、地下1000メートルから汲み上げて利用されています。大地の恩恵にありがたみを感じつつ、ゆっくりと温泉を楽しみましょう。
掲載: 2006/10/14
Data
- 所在地:鳥取県西伯郡伯耆町丸山中祖
- 源泉名:大山ロイヤルホテル1号泉
- 入浴 :2004年12月
- 泉質 :単純弱放射能泉(中性低張性低温泉)
- 泉温 :源泉30.2度
- 掘削深度:1000メートル
- PH :7.3
- ラドン含有量:12.3ME/kg
- 形態 :リゾートホテル 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、冷え症、高血圧症、慢性皮膚病、慢性婦人病など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
温泉レポートを検索