広島県
すいじんのゆ・みわくのさと
水神の湯・魅惑の里
自家製ハーブの湯でリゾート気分
魅惑の里は、国道186号線から少し脇道に入ったところ、緑豊かな山々に囲まれた静かな場所にあります。園内には温泉棟の他、レストランやハーブガーデンやちびっ子広場、バーベキューハウスなどがあり、リゾート的な雰囲気の強いレジャー施設です。温泉棟は館内に入ると、正面がフロントで左手側に浴室があります。浴室の前には広間になった休憩室もありました。脱衣所に入ると鍵付きのロッカーが沢山並んでいます。ここは2002年にリニューアルしたそうで、まだとてもきれいで清潔的な印象を受けました。洗面台も広く明るくリゾートホテルの感覚です。浴場は内湯と露天風呂があります。内湯は入口脇に上がり湯があり、ボディソープ、リンスインシャンプーの常備された洗い場が並んでいました。洗い場は手前のいくつかがカランごとに仕切りがあり、ブースのようになっていました。湯舟は大きなものと小さなものがあります。大きいものはバブルバスが付いたもので、お湯は無色透明です。壁には温泉分析表も掲げられています。放射能泉ということで、効果はあるもののなかなか実感しづらい泉質ですので、浴感はほとんど感じないものでした。小さい方の湯舟はハーブ湯となっていました。ハーブ湯というとたいていの施設はハーブ成分の入った入浴剤を使用したりしますが、ここの場合は無色透明の湯に布袋にハーブを詰めて浮かべたものでした。園内で栽培されたものを利用しているのでしょうかね。しかし、湯舟の湯はほとんどというかまったくハーブの臭いなどは感じません。布袋を直接嗅いでみましたが、それもほとんど匂わず結局何のハーブが入っていたのかはわかりませんでした。夜間だったこともあって、ハーブのエキスが出きってしまったのでしょうか。ちょっと残念です。外には岩風呂の露天風呂があります。露天風呂といっても内湯の一部が開放されたような感じで、天井も壁もあります。あまり見渡しはよくありませんが、露天風呂の前には少し広めのスペースがあって、渓谷のような庭になっていました。それから残念なのは、露天の湯は内湯よりも明らかに強い消毒臭を感じます。不特定多数の方々が裸で入る施設なので、こういった消毒は仕方のないことでしょうが、ここの場合、配分わ間違えたのかと思うくらい鼻を突く強烈な臭いです。浸かっていると、肌がキシキシと荒れてしまうほどで、散々な目に遭いました。塩素に敏感な人は気をつけた方がいいでしょう。
掲載: 2006/11/25
Data
- 所在地:広島県廿日市市吉和
- 入浴 :2005年1月
- 泉質 :単純放射能冷鉱泉(低張性中性冷鉱泉)
- 泉温 :源泉12.8度
- 湧出量:毎分90リットル
- PH :7.2
- 蒸発残留物:71.1mg/kg(110度)
- ラドン含有量:92.4マッヘ単位/kg
- 形態 :温泉施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、痛風、動脈硬化症、慢性胆嚢炎など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
温泉レポートを検索