愛知県
やとみおんせん・ほてるふーばー
弥富温泉・ホテルフーバー
意外なところで天然温泉を満喫？！
国道23号線沿い、三重県との県境付近にある「天然温泉ホテルフーバー」は天然温泉を利用を利用した、カップルのための温泉が売りのラブホテルです。派手なネオンは勿論のこと、大きな建物で怪しげな雰囲気のある、まさにラブホテルです。しかしながら「天然温泉」の文字が目立っているのが普通のラブホテルとは唯一違うところでしょうか。また、この周辺は田んぼが続く平野地帯ということもあって、余計に目立った存在になっていました。このホテルは全室の浴室に天然温泉が引かれていて、誰の目を気にすることなく存分に温泉を楽しむことができます。また、天然温泉ということだけでなくその他の設備面でもとても充実していました。それなりの料金はかかりますが、チープなホテルよりは満足度が得られることでしょう。このホテルはフロント式ではなく、モーテル式で、各部屋に専用ガレージがあります。部屋のイメージはそのガレージの写真で判断できました。部屋の種類は豊富で、天然温泉は全室に引かれていますが、一部には露天風呂付きの部屋もいくつかあるようです。数には限りがあるので早いもの勝ちになりますが、今回は残念ながら内湯のみの部屋になりました。室内に入ると自動チェックインシステムがあり、帰りの際に料金を払うシステムです。ベッドは大きなものが２つ、室内は広くタオルなどは勿論のこと、パジャマなども揃い、洗面台にはヘアトニックから化粧水まで、これも十分すぎるほど整っていました。浴室はこれまたとても広いものです。そして湯舟が大きく深いのが印象的です。ただ、形状はユニットバスのようなノーマルなもので、温泉情緒のような飾り気はあまりありません。とはいうものの、やはり大きな風呂は気持ちいいものです。露天風呂の部屋は写真を見る限りは、かなり凝ったもののようです。浴室の蛇口をひねればそのまま天然温泉が注がれます。こういう施設なので沸かし湯かと考えたのですが、源泉は50度近くあるそうで、保温程度の加熱しかしていない模様です。また、加水も循環も無しだそうです。ほんの少し緑色に色づいた湯で、若干のモール臭を感じました。口に含んでみますが味覚はほとんどありませんでした。肌に馴染むようなしっとりとした湯で、なるほど普通の湯ではなさそうです。気泡浴にして湯舟を掻き混ぜると、モール臭が部屋中に広がってとてもいい感じです。こういう施設なので、気軽に誰でも立ち寄れるわけではありませんが、湯舟を存分に独占できるのは温泉好きにはたまりませんね。
掲載: 2006/12/16
Data
- 所在地:愛知県海部郡弥富町大字稲元字江口
- 入浴 :２００５年１月
- 泉質 :単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
- 泉温 :源泉45.3度
- 湧出量:毎分280リットル
- 掘削深度:1,400メートル
- ＰＨ :８．１
- 蒸発残留物:0.305g/kg
- 形態 :ラブホテル 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺など
- 露天風呂:一部の部屋にあり
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆☆☆☆
- 気軽度:☆
- 異色度:☆☆☆☆
- 景色 :
- 総合評価:☆☆☆
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