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新潟県

ゆのこしおんせん・ゆのこしかん

湯之腰温泉・湯の腰館

角田山の登山やハイキングの拠点に便利
新潟市の西側、西蒲原郡巻町にある標高481.7メートルの角田山は、ハイキングコースで人気のある登山スポットです。気軽に登れることからファミリーや家族連れなど、毎年多くの方が訪れるそうです。その角田山の麓に湧く温泉が湯之腰温泉で一件宿の湯之腰館があります。登山口にも近いことからハイキング帰りに立ち寄ったり、また海水浴場にも便利なことから宿泊の拠点として利用する方が多いようです。海側からは少し内陸に向かいますが、クルマで5分もかかりません。県道から看板のある脇道に入り登山道へ向かうと、林の中に建物が見えてきます。客室数は7室と、それほど大きな宿ではありませんが、それなりに広々とした建物でした。今回は立ち寄りで利用させていただきましたが、入浴を請うと「どうぞ」と愛想よく案内され、料金は後でいいと言われました。浴室はロビー左奥に向かった長い廊下の先に男女別にありました。手前側が男湯で、奥が女湯になっていました。浴室の前には大きな温泉分析表が掲げられていて、ベンチなども用意されていましたが、質素というか少し鄙びかけた雰囲気があり少し寂しい感じもします。脱衣所は狭く、棚にカゴが並ぶだけのとても簡素なものです。浴室もまた小ぢんまりとしたタイプのものでした。タイル張りの浴室に、黒い御影石の三角形の湯舟がありますが、前面は大きなガラス窓になっていることと、天井がわりと高いのでそれほど狭いと感じないです。建物は山の斜面に建っているのでガラス窓の外には、山の景色が広がっていてなかなか悪くない眺めです。湯舟は2〜3人ほどでいっぱいの小さなもので、少し混雑すると芋洗い状態になりかねませんが、うまくタイミングを見計らって入るのがいいでしょう。洗い場も2つしかなく、シャワーはそのうち一基だけでした。聞くところによると女湯はもう少し広いそうです。女性客の方が多いのかもしれませんね。湯は無色透明で、無味無臭ですが、肌に触れると少々ツルツルと感じる柔らかいものでした。角田山は春、夏、秋とシーズンを通してハイキングが楽しめる山なので、行楽帰りにひとっ風呂あびるのには最適な温泉だと思います。
掲載: 2006/12/23
Data
  1. 所在地:新潟県新潟市越前浜
  2. 入浴 :2005年4月
  3. 泉質 :アルカリ性単純温泉(低張性 アルカリ性 低温性)
  4. 泉温 :源泉28度
  5. 湧出量:毎分33リットル
  6. 成分総計:326.05mg/kg
  7. 形態 :温泉旅館 男女別
  8. 効能 :神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばりなど
  9. 露天風呂:なし
  10. 開放度:☆☆
  11. 清潔度:☆☆☆
  12. 気軽度:☆☆
  13. 鄙び度:☆☆☆
  14. 景色 :☆☆☆
  15. 総合評価:☆☆