新潟県
うえのはらこうげんおんせん・じょうえつすたーこうげんほてる
上の原高原温泉・上越スター高原ホテル
凍えた体もあったかポカポカ
関越自動車道六日町インターチェンジからクルマで5分ほど、ミナミスキー場の目の前に建つ大きなリゾートホテルが上越スター高原ホテルです。冬はスキー、スノボー、春はハイキング、夏はテニス、秋は紅葉と、四季を通じてとても賑わうところです。何といってもインターから近いのはウインタースポーツする上ではかなり魅力的ですね。インターからは国道253号で少し登るだけなので道に迷う心配もありません。さすがに大きなホテルだけあって駐車場もかなりの広さがあります。駐車場に入ると、その坂の上にホテルが建っていて、見上げるとけっこう大きく見えます。ホテル内には、レストランや宴会場、ゲームコーナーもあり、いわゆる一般的な中規模のリゾートホテルです。浴舎は館内の右奥側にありました。フロントの右側を真っ直ぐ進んだ廊下の一番奥に浴場の入口があります。脱衣所はタイル状になったゴザが敷き詰められ、壁側には棚にカゴがズラリと並んでいます。洗面台も広めで、ゆとりのあるものでした。壁には温泉分析表がありますが、源泉の番号が書かれているだけで温泉地名は書かれていません。地図では上の原高原温泉となっていますが、六日町温泉から引かれたものだそうで、平成14年(2002)から使用されているそうです。このホテルの付近にはペンションや民宿などがいくつかありますが、そちらも同じ源泉を利用しているようです。浴室は内湯と露天風呂があり、内湯はそれなりに広々としています。壁側に洗い場があり、外側に湯舟があります。洗い場にはボディソープ、リンスインシャンプーが整います。湯舟は浴室の半分くらいを占める大きなもので、男女を仕切る壁が石垣になっていて、その中程辺りに湯口があり無色透明の湯が注がれていました。湯舟の湯も無色透明で匂いや味などもなくサラサラとした特色の薄いものです。湯舟の中にはジェットバスなどもついていました。続いて露天風呂に向かいます。露天風呂への出入り口の階段は何故か湯舟の中に作られています。つまり露天風呂へ出るには内湯の湯舟の中を通らなければなりません。金属性のもので、とても違和感のある不自然なつくりなので、おそらく露天風呂増設のために後から造られたものではないかと考えました。ちなみに冬季は露天風呂は閉鎖されるそうです。雪国はそういうところが多いですね。露天風呂は内湯のすぐ外側にあり、ウッドデッキ状に床がつくられ、その先に岩風呂があります。わりと小ぢんまりとしたもので4〜5名も入ればいっぱいです。浴場はスキー場側てはなく駐車場側にあるので真下には綺麗に整列して停まっているクルマが眺められました。高台にあるので駐車場から見られることはないので、心配はいりません。また、湯舟には屋根もついているので、多少の雨ぐらいなら凌げそうです。山の斜面にあり、視界はとても開けているので露天風呂からは遠く越後三山(駒ケ岳、中ノ岳、八海山)が望めるそうですが、実際にどれがどの山かはわかりませんでした。浴場名は内湯が「天河」、露天風呂が「天空」とありますが、いまいちオーソドックス過ぎて演出に欠けるところがあり、何かひと工夫しないと名前負けしてしまう気がしました。しかしながらホテルの立地は良く、観光の拠点になり気軽に利用もできるので、利用勝手はとてもいいと感じました。
掲載: 2007/01/14
Data
- 所在地:新潟県南魚沼市小栗山
- 源泉名:7号井.12号井.13号井 混合泉
- 入浴 :2005年5月
- 泉質 :単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
- 泉温 :源泉47.6度
- PH :7.91
- 蒸発残留物:0.787g/kg(110度)
- 形態 :リゾートホテル 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり(冬季閉鎖)
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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