新潟県
すもんおんせん・せいうんかん
守門温泉・青雲館
SL列車とキャンプ場と温泉ホテル
新潟県魚沼市、JR只見線上条駅から2キロほど、国道290号線沿いにある宿泊施設が、守門温泉「青雲館」です。守門温泉SLランドという名前も付けられていて、その名の通りホテルの前には機関車と客車がありました。機関車は29657で10系の客車が2両あります。単に展示してあるだけですが、自由に見学したり触ったりすることができます。この機関車は大正8年(1919)に造られ、九州で活躍後、北陸、北海道で活躍し、昭和51年(1976)に廃車になったものだそうです。SLファンにはたまらない代物なのでしょうね。さて、宿は鉄筋の大きな建物で、敷地内にはプールなどもあります。キャンプ場もすぐ近くにあるので、シーズン中は入浴客も多いようです。館内に入ると履物を脱いで、スリッパに履き替えます。ロビー奥の階段を下りて奥に進むと、男女別に暖簾の垂れ下がった浴室入口がありました。スリッパを脱いで脱衣所に入ると脱衣棚とカゴ、洗面台が2基、扇風機、体重計がありました。とても清潔的でゆったりとした雰囲気があります。貴重品は浴室入口前の自動販売機の脇のコインロッカー(100円返却式)を利用しましょう。壁には温泉分析表も掲げてありました。曇りガラスの扉を開けると内湯がありますが、こちらはわりと小さなものです。手前側両サイドに洗い場が2基ずつあり、奥半分は浴槽になっています。小ぢんまりとしていて、特に目新しいものもなく、オーソドックスなレイアウトです。壁は石垣風のタイルで床や洗い場、湯舟の縁などは御影石が使われていて、ちょっと高級志向です。洗い場にはボディソープ、リンスインシャンプー、泥炭石鹸などが用意されていました。湯舟は大人が6〜7名ほど入れる程度で、宿の規模からするとちょっと小さい気がします。無色透明の湯が隅の湯口から注がれていて、湯舟の湯もほとんど無色透明です。温泉分析表によると、源泉は微弱黄色、微弱蛋白石濁しているそうですが、加熱・循環・加水・消毒されているためか、その特色が湯舟では確認できませんでした。日によっては源泉の状況により多少は白濁することもあるそうです。しかしながら肌に触れるとツルッとする美人湯で、湯の質感はなかなか上等です。温泉の特質からか、湯舟の縁の御影石の部分はすごく滑りやすくなっているので注意しましょう。浴室の外側はガラス窓になっていますが、半分は目隠し用のフィルムが貼ってあるので、あまり景色は楽しめません。隙間から外を覗くと眼下には池で鯉が泳ぎ、その奥には大きなプールが見えました。内湯は小ぢんまりとしているせいか蒸していて暑いのですが、脱衣所はエアコンが程よく効いていてとても涼しく快適に過ごすことができました。
掲載: 2007/02/12
Data
- 所在地:新潟県魚沼市西名新田
- 入浴 :2005年8月
- 泉質 :ナトリウム炭酸水素塩、塩化物泉
- 湧出量:毎分110リットル
- 成分総計:2787mg/kg
- 形態 :温泉宿泊施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 景色 :☆
- 総合評価:☆☆☆
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