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岐阜県

げろおんせん・みやびのあしゆ

下呂温泉・雅の足湯

バリ風のカエルが見守るお手軽な足湯
下呂温泉は岐阜県を代表する歴史ある一大温泉地です。兵庫の有馬、群馬の草津と並び、日本の三名泉のひとつとして広く知られています。鎌倉時代の中期、傷ついた一羽の白鷺が湧き出る泉で傷を癒し、村人が発見したという伝説が残っていて、現在でも白鷺は下呂温泉のシンボルとなっています。温泉街は旅館やホテル、土産物屋や飲食店など、歓楽街的な要素も含む大きなもので、観光客にも人気の温泉地となっています。下呂温泉街にはいくつかの足湯が点在し、無料で一般に開放しているものが多々あります。「雅の足湯」は下呂ロイヤルホテル雅亭の入り口玄関脇にある足湯で、ここも一般に無料開放されています。下呂ロイヤルホテル雅亭は、大きな和風ホテルで、上品な感じのする寛ぎのホテルです。1階部分には売店もあり、その正面の軒下部分に足湯施設がありました。湯舟はそれなりに大きく、腰掛部分は木目の鮮やかな木造で、湯底は石畳になっています。けっこうどっしりと構えた湯舟なので、安っぽさは感じられず、格の高さが伺えます。湯舟を取り囲むようにも座ることができますが、道路側は危ないので座らないようにとありました。それでも8名ほどが利用できる大きさです。それから、湯舟のまわりには何故かカエルのオブジェがいくつか飾られています。派手なカラーリングのカエルで、どことなくエキゾチックな雰囲気があります。バリ島みやげで見かけそうなキャラクターでした。ちなみにバリ島ではカエルは「神の使いである聖なる生き物」なのだそうで、街のあちらこちらに飾られているのだそうです。はたしてこのカエルたちがバリ島と関係あるのかどうかはわかりませんでしたが、なかなかユニークな演出です。それから、湯舟の中には「ひのき玉」がいくつか沈められていました。ピンポン球ほどの大きさのボールで、足裏を刺激するとリフレッシュ効果があるそうです。気に入れば、隣の売店で購入することもできるそうです。お湯は無色透明で、さらっとした感じのものです。不特定多数の方が利用するので仕方はありませんが、けっこう消毒臭がきついのが難点です。循環されているせいもあってか、下呂温泉特有のツルツル感も感じられず、ちょっと物足りなさも感じました。しかしながら、雰囲気は悪くなく、気軽に利用できる点がいいですね。温泉街を散策する際には、タオルを忘れずに持ち歩きましょう。
掲載: 2007/02/25
Data
  1. 所在地:岐阜県下呂市湯之島
  2. 入浴 :2005年9月
  3. 泉質 :アルカリ性単純温泉
  4. 形態 :足湯 混浴
  5. 脱衣所:なし
  6. 開放度:☆☆☆☆
  7. 清潔度:☆☆☆
  8. 気軽度:☆☆☆☆☆
  9. 景色 :☆☆☆
  10. 総合評価:☆☆☆