岐阜県

げろおんせん・ほてるくさかべあるめりあ

下呂温泉・ホテルくさかべアルメリア

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下呂温泉は岐阜県を代表する歴史ある一大温泉地です。兵庫の有馬、群馬の草津と並び、日本の三名泉のひとつとして広く知られています。鎌倉時代の中期、傷ついた一羽の白鷺が湧き出る泉で傷を癒し、村人が発見したという伝説が残っていて、現在でも白鷺は下呂温泉のシンボルとなっています。温泉街は旅館やホテル、土産物屋や飲食店など、歓楽街的な要素も含む大きなもので、観光客にも人気の温泉地となっています。ホテルくさかべアルメリアは、下呂の温泉街を見下ろす高台にある大きなホテルです。とても高級感のあるホテルで、館内の浴室は２階の「湯の森、クア・ガーディナル」と８階「花見月ノ湯」の２ヶ所にありました。まずは２階の浴場に入りました。脱衣所はゴザ敷きで、籐のイスやテーブルがあり、シンプルながらもリゾートのような高級感があります。衣類は棚に、貴重品は隅のコインロッカーにしまいます。洗面台は広々としていて、ドライヤーやブラシ、ヘアートニック、ヘアーリキッド、シェービングローションなど、アメニティグッズはかなり充実していました。脱衣所からはゆるいスロープの廊下を５メートルほど進むと浴室があります。そこそこの広さの中浴室といった感じで、入口脇にボディシャワーがあり、サウナ、水風呂、主浴槽、ジャグジー風呂がありました。タイル張りのとてもシンプルな浴室で、床は赤茶けた天然岩のタイルです。天井には天窓があり、外光が射し込んでとても明るい雰囲気がありました。洗い場はボディソープ、リンスインシャンプーが用意されています。湯舟はどれもそんなに大きいというほどではありませんが、主浴槽はわりと広めで、奥には打たせ湯を兼ねているような湯口がありました。けっこうドバドバと流されていますが、消毒臭も強く、おそらく循環されているようです。湯は無色透明のアルカリ性単純温泉で、微妙にツルツル感があります。源泉はけっこう熱いようですが、湯舟はわりとぬる目に設定されていました。ジャグジーバスはほとんどツルツル感が無かったので、温泉ではないかもしれません。外には小さな露天風呂があり、植え込みの奥から階段状に湯が注がれていました。やはり消毒臭が気になるものの、微妙なツルツル感があり、それなりに温泉らしさがありました。８階の浴場はエレベータで向かいます。エレベータに入り込むといきなり横に動いたのでびっくりします。ゴンドラのように斜めにのぼっていくものでした。こちらの浴室は内湯と露天風呂どちらもけっこう広くてゆったりとしています。内湯は縁の部分だけが檜になっている湯舟で、肌触りが気持ちいいです。ここでのウリは何といっても展望露天風呂です。こちらは大きな円形の檜風呂と長方形の大浴槽がありますが、どちらも檜の木の温もりが気持ちいい湯舟です。そして何よりも目の前に広がった景色は素晴らしいです。この浴場はホテルの中でも上部の方にあるので、目の前を遮るものがなく、とても眺めがいいのです。ここからは下呂の温泉街が一望でき、対岸の山々もしっかりと拝め、とても見ごたえのある景色が広がっていました。雄大な景色を眺めながら、のんびりと湯に浸かることができ、とても満足のいく露天風呂でした。

掲載: 2007/03/03

Data

1. 所在地:岐阜県下呂市幸田
2. 源泉名:G-111
3. 入浴　:２００５年９月
4. 泉質 :アルカリ性単純温泉
5. 形態　:温泉ホテル　男女別
6. 効能　:神経痛、リュウマチ、婦人病、皮膚病など
7. 露天風呂:あり
8. 開放度:☆☆☆☆☆
9. 清潔度:☆☆☆☆☆
10. 気軽度:☆☆
11. 優雅度:☆☆☆
12. 異色度:☆☆
13. 景色　:☆☆☆☆
14. 総合評価:☆☆☆☆