島根県
いわみおんせん・きりのゆ
いわみ温泉・霧の湯
爽やかに過ごす清潔感と開放感
浜田道瑞穂インターから車で10分ほど、香木の森公園の前にある温泉施設がいわみ温泉「霧の湯」です。比較的新しい施設のようで、建物はまだできたてといった感じのとてもきれいなものでした。館内に入ると、そこは吹き吹けのフロアになっていて、１階が売店、脇の階段をあがると広い休憩室と受付、そして浴場があります。受付を済ますと脱衣所のロッカーの鍵を渡されます。脱衣所は木製のロッカーが並んでいました。洗面台には大きな鏡があり、整髪料なども備えてありました。浴室は内湯と露天風呂があります。内湯は右手側にボディソープ、リンスインシャンプーの用意された洗い場が７つ並び、奥にサウナと水風呂、左手側に湯舟が２つ並んでいました。まず浴室に入って感じるのが床の肌触りが気持ちいいことです。まるで海岸の細かな砂の上を歩いているような気がします。この床には福光石という温泉津町産の石材が使われていました。脇にある説明によると、約1600万年前の海底火山の灰が海底に蓄積され形成された堆積岩だそうで、室町時代から石見地方の特産品となっているそうです。それにしても、この感触はかなりの優れもので、とても気に入りました。内湯には湯舟は２つありますが、どちらも同じ湯のようです。無色透明、無味無臭のアルカリ性単純温泉で、ごく微妙にツルッとするようなしないような、特徴のあまり無い湯です。加熱、循環、消毒は行われていますので、湯口の湯は飲用できません。可も無く不可も無いといった感じですかね。内湯のガラス越しには露天風呂があります。露天エリアには大きな湯舟の他に２メートル四方の正方形の湯舟が２つありました。大人が二人でいっぱいぐらいの大きさです。片方はハーブ湯になっていて、白い布の中にハーブが入って浮かんでいました。香木の森は数々のハーブが栽培され、季節ごとに様々な香りを楽しめることで有名です。このハープは売店でも購入できるので、興味を持った方は購入して自宅で楽しむのも手でしょう。２つの湯舟はまるでパズルのように組み立てられたブロックのような雰囲気で、幾何学的なデザインがモダンさを感じさせていました。それから、露天風呂の売りはそこからの眺めです。山の中腹にあるので遠くの街を見下ろすような景色はとても開放感があり、気分よく満喫することができました。観光の拠点に、そしてドライブのスポットとしても楽しめる場所ではないでしょうか。
掲載: 2007/03/04
Data
- 所在地:島根県邑智郡邑南町矢上
- 入浴 :２００５年９月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉
- 泉温 :源泉36.5度
- 掘削深度:1,750メートル
- 成分総計:0.11g/kg
- 形態 :温泉施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、 五十肩、うちみ、くじきなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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