福島県
やぶきあゆりおんせん・あゆりおんせん
矢吹あゆり温泉・あゆり温泉
足元注意!ヌルヌルツルツルの超美人湯
「あゆり温泉」は福島県の南部、矢吹町にある町営の日帰り温泉施設です。町営の施設といってもわりと大きな施設で、鉄筋コンクリートの頑丈そうな建物でした。いかにも公共施設っぽい造りで、入口は公民館か田舎町の病院のような印象を受けました。館内に入ると玄関脇に受付があり、スリッパに履き替えて中に入ります。玄関の正面にはロビーがあり、テレビやパソコンが置かれていました。パソコンはインターネットにもつながっていて、町民が自由に利用できるようになっていました。ロビーを右手に向かうと浴室で、左手奥は休憩室になっています。休憩室を利用する際には別途料金が必要になります。浴室に向かうと、その入口前にはコインロッカーが並んでいました。脱衣所の中にも一部にコインロッカーがありますが、ほとんどは棚にカゴが並ぶだけですので、貴重品などはコインロッカーを利用します。浴室はけっこう広めのもので、左右手前側に洗い場が並び、奥に大きな湯舟がありました。洗い場にはシャンプーやリンスはありませんが、石鹸が用意してありました。右手側の洗い場だけシャワーがついていて、左手側の洗い場は湯水のカランのみです。さっと体を洗って湯舟に向かおうとしたのですが、立ち上がって2〜3歩進んだところでいきなり転びそうになりました。床がとてもヌルヌルとしていて滑りやすくなっています。これにはびっくりしました。そして湯舟に入ったら、また転びそうになります。なんと湯舟の底もヌルヌルするのです。そればかりか、たった今洗ったばかりの足がヌルヌルするのです。これはけっして私が不潔というわけでも、この浴室が不衛生というわけでもありません。これは温泉がアルカリ性の湯ということで、肌が温泉に反応してヌルヌル感になるのですが、まるで石鹸が落ちていないのかと錯覚するほどの感覚です。このヌルヌル感はとにかく気持ちがいいです。湯は石垣になった壁の上部から注がれていますが、その壁の上にはコップが用意されていました。源泉を加熱も循環もしないで掛け流しで利用しているので飲泉が可能なようです。さっそく飲んでみると、ほとんど無味なのですが、ごくごく微妙にナトリウム臭さを感じました。また、微かにモール臭みたいなものも感じます。おとなしそうな湯ですが、わりと個性的ですね。注がれている湯はそのまま湯舟全体からあふれ出して、床一面に広がっているので、これはなかなかの壮観です。外には広い露天風呂もあります。こちらは岩風呂になっていて広い露天エリアにはデッキチェアや石のテーブルなども用意されていました。頭上を覆うものはまったくないので、ものすごく開放的な気分です。夜間だったのですが、ちょうど天気に恵まれ星空がきれいでした。
掲載: 2007/04/21
Data
- 所在地:福島県西白河郡矢吹町八幡町
- 入浴 :2005年11月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉
- 泉温 :源泉52.7度
- 形態 :公共温泉施設 男女別
- 効能 :外傷・やけど・神経痛・リウマチ・胃腸炎・肝臓病・腎臓結石など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 地元度:☆☆☆
- 異色度:☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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