大阪府
とりかいのさとおんせん
鳥飼の里温泉
バラエティに富んだ湯舟と個性的な温泉で大満足
「鳥飼の里温泉」は平成15年(2003)に摂津市にオープンした大きな日帰り温泉施設です。大きな通り沿いにあり、看板も大きくとても目立った存在になっています。館内に入ると正面が入浴受付です。左側はテーブル席や畳の席が広がっていて、休憩所兼食事処となっていました。食事処はメニューも豊富で、しっかりとしたレストラン並みの品揃えでした。ひと昔前までは、浴場に併設されている食事処はビールとツマミと軽食ぐらいでしたが、最近はどこも食事に力を入れているようですね。浴場は受付のすぐ裏側にあり、右が男湯、左が女湯になっていました。脱衣所は鍵付きロッカーになっていて、マッサージチェアーの設置してある休憩コーナーもありました。浴室はさすが人気のある温泉施設だけあってけっこう広めになっています。まずは掛かり湯があり、そして洗い場が沢山並んでいました。洗い場にはボディソープとリンスインシャンプーが用意されています。浴室は床も壁も黒系の御影石を基調としていて、とても落ち着いた雰囲気があります。湯舟は奥にあるのですが、それらは細かく区切られていて、様々な種類の湯舟が並んでいました。仰向けで強力なジェット噴流で体をほぐすボディストロングをはじめ、気泡浴、電気風呂、エステ湯などが並んでいます。しかも、それらすべての浴槽が天然温泉を使用しているそうです。毎分630リットルという豊富な湯量だからこそなせるわざですよね。内壁側にはサウナと水風呂がありますが、サウナは三種類あり、高温サウナ、低温サウナ、冷凍サウナとありました。冷凍サウナとは普通のサウナとは逆でマイナス13度というとても寒い部屋です。まるで冷凍庫の中にいるような気分です。長く入っていると凍えてしまいますが、火照った体を急速に冷却し、肌を引き締める効果があるそうです。わりと珍しい施設ですが、姉妹店の「箕輪の里温泉」にも同様の冷凍サウナがありました。露天風呂もけっこう凝った造りになっています。まず正面には大きな岩風呂がありました。これはせせらぎの湯といって川のように湯が流れています。水流を体全体で感じることにより脳が刺激される効果があるそうです。それから壺湯が2つ、信楽焼きの壺だそうで入ると豪快に湯が零れるのですが、これがとてもぬるいのです。33.3度の源泉をそのまま掛け流しにしているそうで、夏なら気持ち良さそうだけど冬はちょっと厳しいです。源泉の湯口にはストッキングのような網がかけられていて、その中にはフワフワと湯垢のような湯の華が溜まっていました。湯はとても薄い色をした黄色で、ツルツルとするアルカリ性の湯です。それにしても源泉風呂があるという姿勢は、とても好感持てますね。壺湯の陰には歩行浴があり、そのまま主浴槽へとつながっていました。また「イオウ岩塩の湯」という、ヒマラヤ岩塩を利用した浴槽や、源泉掛け流しのヒノキ風呂もありました。
掲載: 2007/04/22
Data
- 所在地:大阪府摂津市鳥飼上
- 源泉名:天然温泉 鳥飼の里
- 入浴 :2005年11月
- 泉質 :単純温泉(低張性・弱アルカリ性・低温泉)
- 泉温 :源泉33.3度
- 湧出量:毎分630リットル
- 掘削深度:980メートル
- PH :8.0
- 蒸発残留物:0.205g/kg
- ラドン含有量:2.80x10-10Ci/kg
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
温泉レポートを検索