大分県
ゆふいんおんせん・さんすいかん
由布院温泉・山水館
由布岳を眺められる優雅な露天風呂
由布院温泉は別府の西側、山間に湧く人気の温泉地です。源泉数が800以上あり、別府温泉に次いで全国で二番目、湧出量は三番目という大御所温泉地です。かつては別府十湯に数えられていましたが、大正時代に行政区分により分離され、独自に繁栄していった温泉地です。現在では様変わりな美術館の多い街としても有名で、カップル、グループ、ファミリーと老若男女にウケている人気スポットです。「ゆふいん山水館」は由布院駅の南側、徒歩で5分ほどの場所にある大きなホテルです。すぐ隣には「ゆふいん地ビール」の麦酒館があり、ブッフェスタイルのレストランとなっていました。館内に入ると、フロント、そして広々としたラウンジがあり、そこからは手入れされた庭園が眺められ、とても豪華な雰囲気です。浴室は玄関入って右側の奥にありますが、1階が男性風呂、2階が女性風呂となっています。脱衣所は棚にカゴが並ぶ一般的な旅館スタイルで、貴重品は玄関脇にある暗証番号式の貴重品ボックスを利用します。脱衣所の洗面台にはヘアトニックやブラシ、シェーバー、綿棒なども用意されていました。浴室に入るとすぐ右手側に大きめの湯舟があり、左手側には洗い場が並んでいます。洗い場にはボディソープ、シャンプー、コンディショナーが用意されていました。奥の洗い場にはそれぞれ衝立(ついたて)が付いていて水しぶきが横に飛ばないようにブース状になっていました。湯舟はゆったりとしていて、浴室にはガラス窓もあるのですが、天井が少し低いせいか、また壁もちょっと殺風景な感じだったので、やや寂しい印象を受けました。それから洗い場が並んでいる側にも小さな湯舟がありました。こちらは木造の湯舟になっていて、打たせ湯も2筋ついていました。この湯舟の湯はとてもぬる目になっていて、ゆっくりと浸かることができます。湯舟は少々年季を感じる古びたもので、あちらこちら凸凹していました。露天風呂は巨石に囲まれた岩風呂で庭木に囲まれています。湯舟に浸かると由布岳も眺められ、まぁまぁ悪くない雰囲気があります。湯は無色透明で少々ツルッとした浴感がある癖のあまりないタイプです。少々消毒臭を感じますが、湯そのものにはほとんど臭いは無いようです。大きく立派なホテルのわりにショボイ浴室に感じましたが、実は2階の女湯は豪華なのだそうです。平成17年(2005)に出来たばかりだそうで、新しく、また露天風呂も広々としているようです。男湯もそのうち改装するのでしょうかね。気になるところです。
掲載: 2007/05/05
Data
- 所在地:大分県由布市湯布院町川南
- 入浴 :2005年11月
- 泉質 :単純温泉
- 泉温 :源泉73.4度
- 形態 :温泉旅館 男女別
- 効能 :神経痛リュウマチ、婦人病、病後回復ストレス解消、関節痛など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆
温泉レポートを検索