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熊本県

しらぬいおんせん・ろまんのゆ

不知火温泉・ロマンの湯

ドライブの途中にホッとひといき
熊本から天草へと向かう国道266号線沿いに、道の駅「不知火」があります。不知火とは夏の干潮の深夜に現れる、夜の海に怪しく浮かびあがる神秘的な光のことです。これは天然の光屈折現象だと言われていて、蜃気楼の一種であろうとされていますが、未だはっきりとは解明していないそうです。その神秘な名前がつけられた道の駅にある日帰り温泉施設が、不知火温泉「ロマンの湯」です。道の駅の中央にどーんと構えるUFOのような形の屋根の建物が浴場受付です。館内に入ると自動券売機があり、すぐ受付があります。浴場は館内の右奥になります。館内は鮮やかな色をした木造板張りで、木のあたたかみを感じました。脱衣所はコインロッカーと棚が並ぶだけのとてもシンプルなものです。洗面台は脱衣スペースとは別室になっていて、こちらは広々として快適です。浴場に入るとタイル張りの広い浴場が広がります。手前側に洗い場ゾーンがあり、奥が大浴槽、そしてサウナがありました。洗い場にはボディソープ、リンスインシャンプー、固形石鹸が備わっています。出入り口近くには掛け湯と立ちシャワーがありました。湯舟は浴室の半分くらいを占めていてけっこう大きいです。一部には気泡浴やジェットバス、打たせ湯などもありました。湯はほとんど無色透明ですが、ごくごく微妙に黄色っぽいような気もします。すごくさっぱりとした湯で、微妙にツルツル感がありました。また舐めてみるとしょっぱいと同時に激しい苦さというか渋さを感じました。塩分を含んでいる湯ということもあり、けっこうすぐにあたたまり汗も出てきました。見た目以上に個性的な湯で驚きます。外には露天風呂もあります。露天へ出るには湯舟の中をジャブジャブと進んで扉へと向かいます。露天風呂は内湯の外側にあり、内湯は浴室の右から左まで余すところなく広がっているので、湯舟の中を通らないと外へは出られないのです。露天のスペースには庭木などが植えられていて、それなりの広さがありますが、意外にも湯舟は小ぢんまりとした小さなものです。大人が5〜6名ほどが入れる岩風呂ですが、やはり大きな内湯と比べると「おまけ」的な雰囲気がありました。しかしながら、広い露天スペースにはベンチなどもあり、火照った体を外気で涼むには悪くないです。ここは道の駅ということもあり、レストランなども充実しているので、ドライブの途中に立ち寄ってみるのもいいでしょう。
掲載: 2007/06/03
Data
  1. 所在地:熊本県宇城市不知火町永尾
  2. 入浴 :2005年12月
  3. 泉質 :ナトリウム・カルシウム−塩化物泉
  4. 泉温 :源泉35.3度
  5. 湧出量:毎分130リットル
  6. 形態 :日帰り温泉施設 男女別
  7. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺など
  8. 露天風呂:あり
  9. 開放度:☆☆☆
  10. 清潔度:☆☆☆☆
  11. 気軽度:☆☆☆☆
  12. 景色 :☆☆☆
  13. 総合評価:☆☆☆