千葉県
かめやまおんせん・かめやまおんせんほてる
亀山温泉・亀山温泉ホテル
亀山湖を優雅に望むリゾート温泉
房総半島の中ほどにある亀山湖畔にある温泉ホテルが亀山温泉ホテルです。鉄筋の大きく立派な建物で、庭園なども整備された豪華なホテルですが、少し年季が入ってきた印象がありました。テニスコートやプール、釣堀などの施設があったり、サイクリングも楽しめるので、家族やグループで余暇を過ごすにぴったりの宿です。ロビー前には虎やキタキツネ、マングースなど動物の剥製がいっぱい並んでいて、かなりゴージャスな雰囲気がありました。浴場はロビー左手奥にあります。脱衣所は棚に籠が並ぶシンプルなものです。ロッカーはないので貴重品は部屋に置いておくか、日帰りならフロントに預けましょう。脱衣所は広く、床には茣蓙 が敷いてあります。洗面台は5つ並んでいて大きな鏡がありました。こちらも昭和後期の香りがしていて少し鄙びてきているようですが、清掃も行き届きサッパリとした印象です。曇りガラスの扉を開けて中に入るとモワッとした熱気に包まれます。浴室は内湯のみですが、大きなホテルだけあってけっこう広いものです。一見したところタイル張りのオーソドックスな浴室に見えますが、外側は大きなガラス窓になっていてそこから亀山湖が見えます。採光豊かでとても明るい感じです。浴室の一角にポツンと鯉の陶器のオブジェがあったのですが、他にそういった飾りがないので、これだけ浮いている気がしました。また広い湯舟が真っ黒いことに驚きます。亀山温泉に限らず千葉県は黒い湯が比較的多いのですが、ここはその典型的な黒湯です。湯舟の奥には巨石がどっしりと構え、そのてっぺんから湯が滝のように流れていました。けっこう豪快に流れるので、浴室全体がその蒸気で満たされているという感じでとても蒸していました。洗い場は7ヶ所、ボディソープ、リンスインシャンプー、そして石鹸が用意されています。湯舟は外窓側に細長くあるのですが、手前の一角は丸く囲われています。仕切り部分に穴があいているので主浴槽と同じ湯なのですが、熱い湯が入りにくい分だけ少しぬる目になっていました。湯は珈琲 のように黒く、透明度は40〜50センチほどです。底はまったく見えないほどでした。温泉の成分により湯舟の中や床はとてもぬるついていて滑りやすくなっていた。コケないように慎重に歩きます。湯はサッパリ感はあるものの、ツルツル感もあってとても気持ちいいです。湯口の方ではゆで卵の臭いのような硫化水素臭を感じることができました。舐めてみると苦いような甘いようなホロ甘いって印象です。広々として明るく湯も大量に溢れ出て気持ちいいので、とても満足できました。これで露天風呂があればもっといいのになぁとついつい欲も出てきていまいますね。
掲載: 2008/03/16
Data
- 所在地:千葉県君津市豊田
- 入浴 :2006年10月
- 泉質 :ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(アルカリ性低張性低温泉)
- 泉温 :源泉26.2度
- PH :8.7
- 蒸発残留物:2.39g/kg
- 形態 :温泉観光ホテル 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 穴場度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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