栃木県
にっこうおんせん・にっこうほしのやど
日光温泉・日光星の宿
四季折々の景色が楽しめる露天風呂
世界遺産に登録され、今や世界中から注目を浴びている観光スポットのひとつが、栃木県の日光です。東照宮や二荒山神社などの観光スポットは、歴史的価値も高く、日本人だけでなく外国人の姿も多く見られます。二荒山神社の前には大谷川に架かる「神橋」があり、観光のメインストリートとなっているところです。その神橋のすぐ南側、金谷ホテルのすぐ下にあるのが、「日光星の宿」です。湯葉懐石料理や風情ある庭園が自慢の宿ということで、小さな旅館ではあるものの、粋な雰囲気のある上品な宿です。神橋からは金谷ホテルに向かって急な坂道を登っていくと、その途中にあります。橋から歩いて2〜3分ほどというとても好立地にあります。わりと小ぢんまりとした雰囲気の和風旅館ですが、その分とても落ち着いた大人のムードがありました。館内に入ると広めのロビーがあり、その奥に懐石料理が味わえる食事処がありました。浴場は2階にあがり、廊下の突き当たりを出た先にあります。浴舎は旅館とは別棟になっているのです。浴舎に入ると、ちょっとした休憩スペースがあり、その奥に男女別の浴場がありました。浴場は男性用が「けんぎゅうの湯」、女性用が「しゅくじょの湯」と名付けられていました。脱衣場は棚にカゴが並び、ちょっとした洗面台があるだけのとてもシンプルなタイプです。洗面台には綿棒やシェーバーなども用意してあり、それなりに充実しています。浴場は、脱衣所の先の細い廊下を進んだ、回り込むような形でありました。浴場は広い内湯と、小さな露天風呂とがあります。内湯はそれなりに広々としていて、入ったとたんに木の香りがプーンと漂います。床全体がスノコのようになっていて、広い湯舟の縁も木目が鮮やかな檜造りです。内壁側にはボディソープ、リンスインシャンプー、固形石鹸の用意された洗い場が並んでいます。外壁側は、壁一面が大きなガラス窓になっていて、とても採光豊かで気持ちがいいです。庭園風呂と謳っているようですが、窓の外に広がるのは森というか、山の緑です。開放感というのとはちょっと違うようですが、とても爽やかな気分に浸れます。湯は無色透明の単純温泉で、湯舟からは湯も溢れていますが、加熱、循環されているようです。極々微妙にツルッとした浴感がありました。露天風呂は、内湯の奥側にあります。こちらも檜風呂ですが、家庭用サイズの浴槽を少し大きくしたぐらいの、とても小ぢんまりとした湯舟です。内湯はかなり熱めだったのですが、露天はなかなか適温で、林を吹き抜ける爽やかな空気に包まれて、とても快適に過ごすことができました。湯舟が小さく湯の劣化が少ないせいなのか、内湯よりも滑らかなようにも感じました。観光地のすぐ目の前にありながらも、静かで落ち着いた雰囲気で、のんびりと過ごすことができました。
掲載: 2008/04/12
Data
- 所在地:栃木県日光市上鉢石町
- 源泉名:日光和の代泉
- 入浴 :2007年2月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉
- 泉温 :源泉29.2度
- 湧出量:毎分106.7リットル
- PH :9.6
- 蒸発残留物:189.3mg/kg
- 形態 :温泉観光旅館 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、うちみなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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