埼玉県
ところざわおんせん・ゆらのさとところざわてん
所沢温泉・湯楽の里所沢店
太古の海水温泉で見も心もリフレッシュ！
所沢温泉「湯楽の里」は、所沢市の郊外、田畑の広がる田園地帯にある日帰り温泉施設です。平成16年(2004)に地下1,700メートルから湧き出したというとても新しい温泉で、太古の海水が地中に閉じ込められ温められたという塩分を含む温泉です。「湯楽の里」は関東を中心に店舗を広げるスーパー銭湯ですが、すべての店舗が天然温泉を使用しているわけではないので、所沢店はとても付加価値の高いスーパー銭湯です。駐車場も広くとても大きな温泉施設で、館内には温浴施設の他、整体やアカスリ、食事処やカットサロンも併設されていました。とても新しい施設ですが、民芸調のレトロな風格を醸し出した落ち着いた雰囲気がありました。受付は浴場入口前にあり、一度ロビーへ出て再入場する際には、再度入浴料を払わなくてはなりません。しかし、２回入浴券というのがあり、ロビーへ出た後も当日に限り再入浴できるシステムも用意されていました。脱衣所はコインロッカーが並び、その奥には怪しげなロケットが二台建っていました。これは日焼けマシーンで、まるで宇宙ロケットのような派手なデザインで、中に入るとそのまま宇宙旅行でも行ってしまいそうな雰囲気のものでした。ちなみにシューズボックス、および脱衣所内のロッカーはコイン返却式のロッカーとなっています。あらかじめ百円玉を用意しておいた方が便利です。浴場は様々な種類の浴槽が並んだ内湯と、岩風呂の露天風呂があります。内湯は掛け湯に始まり、マイナスアルカリイオンを生み出し様々な効果に期待ができるというトルマリン風呂、流れる湯が心地よい湯腰掛、ジェットバスやリラクゼーションバスなどがありました。内湯で使用している湯はどれも白湯のようで温泉ではないようでした。露天風呂はそんなに広いものでもありませんが、岩や草木の配置に工夫がされていて、雰囲気もまずまずといったところです。湯舟は寝湯、段滝座石、岩風呂、壺湯と並んでいます。どれも天然温泉を使用していますが、段滝座石以外は循環式のようです。質感はそれほど違いませんが、循環式では無色透明の湯で消毒臭がわりと強めです。掛け流し浴槽では若干の濁りがあり、透明度は120センチぐらいでしょうか。湯の注ぎ口でちょっと味見をしてみると、海水が由来というわりにはマイルドな薄い塩味で、それに後味の悪い苦味があり、そして鉄分のような臭いと風味を感じました。若干重みのあるしっとり系の湯で、微妙にツルッとした浴感もあります。とても気軽に利用できる都市型の温泉施設なのに、湯は個性的で温泉気分も満喫でき、とても幸せになれる温泉施設でした。
掲載: 2008/05/10
Data
- 所在地:埼玉県所沢市大字下富
- 入浴 :２００７年４月
- 泉質 :ナトリウム・カルシウム塩化物泉（等張性中性温泉）
- 泉温 :源泉32.4度
- 湧出量:毎分223リットル
- 掘削深度:1,700メートル
- ＰＨ :７．１
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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