群馬県
とみおかおんせん・ゆらくとみおか
富岡温泉・湯楽とみおか
手ぶらでOK!!ツルツル温泉でのんびりリフレッシュ!
富岡温泉「湯楽とみおか」は、富岡市の郊外、のどかな高台の上にある日帰り温泉施設です。温泉施設の他にもドッグランや犬の温泉などもある、ちょっと変わった施設です。案内の看板がいたるところにあるので、ほとんど迷うひとはありません。案内に従って丘を登っていくと広い駐車場がありました。そしてちょいと派手な入口があります。和風でもないし、洋風でもないし、微妙な色使いなどが、なんだか怪しい新興宗教みたいな印象を受けました。過去にも入口まで来たことがあったのですが、その怪しい雰囲気に何故か躊躇してしまって引き返した記憶があります。といっても、実際にはそんなに怪しいわけではありません。館内に入り履物を脱ぎますが、下足箱は不思議なことに男女別になっています。服を脱ぐなら男女別なのは理解できるけど、なぜ靴を脱ぐのに男女別なの?と疑問に思ってしまいます。ところがそれは、受付でシューズロッカーの鍵を渡すとロッカーキーを渡されるシステムで、そのシューズロッカーと脱衣所のロッカーのナンバーが連動しているのです。いつも訪れているのであれば、好みのロッカーを選択することもできますね。ロビーには土産物が雑多に並んでいます。ちょっとローカルな雰囲気で、ひと昔前の健康ランド的な印象を受けました。受付ではバスタオルとハンドタオル、歯ブラシ、シェーバー、浴衣を渡されます。料金はちょっと高く感じたけど、これだけ揃えば手ぶらで行けるので安いのかもしれませんね。休憩室の脇を抜けていくと浴場入口がありました。入口には沢山の貼紙がありました。その中にはハングル語もあるようなんですが、需要があるのでしょうかね。内湯はタイル張りでスーパー銭湯のような雰囲気です。ボディソープ、リンスインシャンプー、固形石鹸のある洗い場が並んでいて、バイブラバスが2つとサウナ、水風呂、薬湯がありました。薬湯は漢方宝泉薬湯となっていて8種類の生薬が袋に詰められて沈められています。黄銅色に濁っていて透明度は3〜5センチほどでした。浸かると漢方の臭いが鼻を突き、そして肌がヒリヒリとします。それからガラス張りの小部屋があり、そこは科学温泉ラドン湯となっていました。恵那ラヂウム鉱砂を使った人工ラドン泉なのだそうです。呼吸によって体の内外からラドンを効率よく吸収することができるそうです。露天風呂はゴツゴツとした岩風呂になっていて、たまごの湯という天然温泉が使われています。ちょっとウグイス色に濁った湯でツルツルとした肌触りがありました。飲泉はできないそうですが、わりと塩辛い湯でした。硫化水素臭があるとのことですが、塩素の消毒臭しかわかりませんでした。それにしても露天風呂は高台にあるので開放感はばっちりです。絶景というほどではありませんが、のんびりとした山の風景が楽しめました。それから露天の奥には温泉玉石風呂というのがあります。片隅に小屋が建っていてその中には那智黒玉石が敷き詰められた低温スチームサウナになっているのです。ゴツゴツとした感触がなかなか気持ちいいものです。館内には食事処兼休憩室などもあり、コストパフォーマンスを考慮すると1日ゆっくりと寛ぐといった利用の仕方がいいかもしれませんね。
掲載: 2008/07/12
Data
- 所在地:群馬県富岡市白岩
- 入浴 :2007年6月
- 泉質 :ナトリウム−塩化物泉(弱アルカリ性低張性泉)
- 泉温 :源泉17.2度
- 湧出量:毎分116リットル
- PH :8.1
- 蒸発残留物:7.87g/kg
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :皮膚病、神経痛、関節痛、婦人病、疲労回復など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
温泉レポートを検索