群馬県

さんぷくおんせん・てすら

三福温泉・TESLA

勉強に疲れたら温泉でリラックス。一般利用可能な大学の温泉
高崎駅からクルマで5〜6分、烏川を渡ってしばらくいくと、TESLA(テスラ)というギラギラと輝く近代的なビルが見えてきます。1階はパン屋さんですが見上げると「三福温泉」の文字が見えます。1階の角には源泉が流された温泉汲み場もあり、けっこうひっきりなしにポリタンクを持って水を汲んで帰る人がいました。温泉といっても冷たいのですが、飲んでみるとこれがまた美味しい水です。建物は太陽に反射してギラギラと輝いているのですが、実はすべて太陽電池パネルなのです。ビル全体の窓に太陽電池が貼り付けられていて、日中は太陽の光を浴びながら発電をしているといった非常にエコを意識したビルなのです。1階のエレベータ前に現在の発電量が表示されていました。さて、このビルですが、温泉施設は4階にあり、3階は食堂で2階が図書館と教室となっているんです。教室?と不思議に思うかもしれませんが、このビルは創造学園大学の施設の一部なのです。しかし温泉も食堂も学生だけでなく一般の人も利用が可能となっていました。温泉はエレベータで4階にあがります。するとお釈迦様が祀られていて出迎えてくれていました。すぐ脇には足湯の施設も用意されています。こちらは無料で利用できるようです。小ぢんまりとした施設ですが、脱衣所は板間でけっこうゆったりと造られていました。棚には籠が並び、コインロッカーなどはありません。洗面台はドライヤー、そして扇風機があるだけのシンプルなスタイルです。浴室は内湯のみで、こちらも小規模なものです。床と壁は赤系の御影石となっていて、近代的な銭湯といった印象ですかね。手前に洗い場がありますが、ボディソープ、リンスインシャンプーは用意されていません。奥にある湯舟は何と檜風呂です。しかもただの檜ではなく贅沢にも古代檜を使用している豪華なものです。浴室のスペースをゆったりと使った大きめの湯舟でした。湯はほとんど無色透明ですが、光の加減か微妙に青い気もします。湯は非常にさっぱりとしているのですが、湯舟に入ると足元が滑るので注意が必要です。温泉の成分にもよるものでしょうか、古代檜が滑りやすくなっていました。僅かに溢れているようですが、半掛け流しなのでしょうかね。窓の外には高崎の市街地と裏の山が見えます。しかしガラスにはほぼ全体に太陽電池パネルがつけられているので、景色を見るというよりは覗き込む感じです。それにしても、大学の施設に温泉があるなんて非常に羨ましいですね。小さな施設なので、ちょっと混むと狭く感じるかもしれませんが、空いているときにのんびりと浸かりたいものです。
掲載: 2008/07/12
Data
  1. 所在地: 群馬県高崎市八千代町
  2. 入浴 :2007年6月
  3. 泉質 :メタケイ酸泉
  4. 泉温 :源泉17.4度
  5. PH :6.5
  6. 蒸発残留物:0.29g/kg
  7. 形態 :学校の中の温泉 男女別
  8. 効能 :病後回復期、疲労回復、健康増進など
  9. 露天風呂:なし
  10. 開放度:☆☆
  11. 清潔度:☆☆☆☆
  12. 気軽度:☆☆☆
  13. 穴場度:☆☆
  14. 素朴度:☆☆☆
  15. 異色度:☆☆☆
  16. 景色 :☆
  17. 総合評価:☆☆☆