東京都
あゆみのゆ・かんぽのやど おうめ
鮎美の湯・かんぽの宿 青梅
青梅の街並みと蛇行する清流多摩川を楽しむ鳥瞰の湯
かんぽの宿青梅は、JR青梅駅の南、多摩川を挟んだ対岸にある公共の宿泊施設です。釜の淵公園に隣接するように建っている宿で、非常に大きく立派な建物です。東京都といっても、青梅までくるとだいぶ自然豊かな場所になってくるので、とても静かな印象を受けました。建物はずんぐりとした巨大でモダンなスタイルの建物で、旅館やホテルというよりは、催事場という印象を受けました。温泉は掘削により平成16年(2004年)から新規に利用し始めたというとても新しい温泉で、宿の周りには「天然温泉」と書かれた幟 が並んで揺れていました。浴場は7階にある展望大浴場に天然温泉が引かれています。ロビーからはエレベータで一気に上がります。エレベータホールを出ると、そこから男女左右に分かれていました。フロアの見取り図をみる限り、女性浴場の方が広そうに感じます。脱衣所は鍵付きのロッカーが並んでいますが、貴重品はフロントに預けるように注意書きがありました。平日の昼間に訪れたのですが、わりと穴場的な存在かと思っていましたが、意外と日帰り入浴の客が多いので驚きました。料金はちょっと高めなのですが、大広間で一日ゆっくりと寛ぐことができるからでしょうかね。浴室は内湯のみで露天風呂などはありません。左右に5つずつ洗い場が並び、扇形の湯舟が角にあります。洗い場はボディソープ、シャンプー、リンスが用意されています。湯舟は大小2つに区切られていて小さい方のみが天然温泉を使用しているとのことでした。脱衣所の説明書きによると温泉は灰色をしているとのことですが、さら湯と比べてみましたが、見た目には違いはよくわかりませんでした。大きい湯舟には気泡浴がついていて小さい方にはジェットバスがついています。湯はほとんど無色透明でアルカリ性ということもあり、肌がツルッとするいわゆる美人湯でした。加熱循環しているようですがそれなりに温泉らしい特徴が感じられます。浴室そのものはそこそこシンプルなのですが、一番の売りはその眺望です。正面は大きなガラス窓になっていて外の景色がよく見えるようになっています。7階という高い位置にあるので、そこから青梅の街も見下ろせるし、そして真下には蛇行する多摩川が流れています。川では鮎釣りをしている人たちが沢山いました。多摩川といっても、ここまでくると綺麗な清流で、とても風情ある景色です。のんびりと青梅の景色を眺めながら、じっくりと温泉を味わうことがでました。本格的な温泉を楽しむという感じではありませんが、気軽に近場の温泉でのんびりしたいという方にはうってつけではないでしょうか。
掲載: 2008/07/20
Data
- 所在地:東京都青梅市駒木町
- 源泉名:青梅鮎美の湯
- 入浴 :2007年6月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性低温泉)
- 泉温 :源泉26.5度
- 湧出量:毎分43.6リットル
- PH :9.5
- 蒸発残留物:492mg/kg
- 形態 :公共宿泊施設 男女別
- 効能 :神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばりなど
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 異色度:☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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