福井県
みかたおんせん・きららのゆ
みかた温泉・きららの湯
ゆったりとした時間の中でココロとカラダをもみほぐす
国道27号線のすぐ脇、三方五湖へと向かう国道162号線との分岐点にある若狭町立の温泉施設が「みかた温泉きららの湯」です。以前は「レピアの湯」としてすぐ近くに仮設の入浴施設がありましたが、正式な施設として大きくて立派なのが平成17年(2005)にオープンしました。JR三方駅からも徒歩で5分ほどとアクセスもいいので、行楽帰りに一風呂浴びて帰るのもいいでしょう。建物は切妻屋根を幾重にも重ねた和風の落ち着いた雰囲気の建物です。館内に入ると吹き抜けのロビーがあり、素朴な見た目よりも豪華に感じます。浴場は2階にあり、「縄文の湯」と「虹の湯」の異なる趣向の浴室となっていて、定期的に男女が入れ替わるシステムとなっていました。今回は縄文の湯に入りました。脱衣所はすべて鍵付きのロッカーとなっていて、受付時にフロントでロッカーキーを受け取るシステムです。浴場に入るとまずは大きな壺の掛かり湯があり、左右にボディソープ、リンスインシャンプーの備え付けられた洗い場が並びます。湯舟は左側に大きな主浴槽の石風呂、右側には源泉風呂があります。石風呂といっても石タイルの風呂で岩風呂ではありません。主浴槽は無色透明の湯で、やや消毒臭がする程度で特に目立った印象はありません。源泉風呂の方は微妙に濁っています。わりと熱めの湯で、こちらはしっかりとした塩味がついていました。注意書きによると塩分と鉄分が沈殿して固まっているとことわりがありましいた。しかし見たところしっかりと清掃されているようで、成分の沈殿はあまり見られません。隅っこの方に多少の痕跡があるぐらいでした。源泉風呂といいつつも、掛け流されているのではなく循環も消毒もされているようです。しかしながら塩分を多く含むので体がとてもよく温まり、いつまでもポカポカとするのが特徴のようです。露天エリアは屋根付きの大きな湯舟とその隣に少し小さめの源泉風呂がありました。どちらもヒノキ風呂になっていて、木の柔らかい香りが漂ってとてもフレッシュな気分になります。また奥には舟の形をした足湯もありました。まさか浴場内に足湯があるとは思わず、1人用の湯舟かと思ってしまったのですが、全身浴用ではなくあくまでも足湯だそうです。それから、露天を回りこんだところには遠赤外線サウナと水風呂もありました。そんな大規模な施設ではありませんが、館内、浴場ともにとても雰囲気もよく、清潔的だったので気持ちよく利用することができました。ちなみに玄関脇にも足湯があり、こちらは誰でも無料で利用することができます。気軽に利用できるので、ぶらりと立ち寄るのもいいでしょう。ちなみに元々あった仮説の浴場は、焼き肉屋に変身していました。そのままの外観だったので、内装がどうなっているのか気になるところです。
掲載: 2009/01/25
Data
- 所在地:福井県三方上中郡若狭町中央
- 入浴 :2007年12月
- 泉質 :ナトリウム−塩化物強塩温泉(弱アルカリ性高張性温泉)
- 泉温 :源泉39.0度
- 湧出量:毎分190リットル
- 掘削深度:1,500メートル
- PH :7.20
- 形態 :日帰り入浴施設 男女別
- 効能 :きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 異色度:☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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