群馬県
はるなこおんせん・れーくさいどゆうすげ
榛名湖温泉・レークサイドゆうすげ
まさにレイクビュー、榛名湖畔の絶景温泉
榛名湖は榛名富士の異名を持つ榛名山の傍らにある火口原湖です。カルデラ内にある湖で、夏は避暑地やバスフィッシングのメッカとして、冬はワカサギ釣りの穴釣りのメッカになるなど、四季を通じて楽しめる観光ポイントです。今回は3月上旬ということもあり、辺りはまだまだ雪に覆われた銀世界となっていましたが、すでにワカサギ釣りの時期は過ぎているらしく湖面は凍ってはいるものの進入禁止となっていました。氷と雪に覆われた湖面は、その下が湖になっているとは思えないほどしっかりと氷が張っていて、まるで広場のような空間となっていました。その榛名湖の湖畔に建つ温泉施設が「レークサイドゆうすげ」です。道路を挟んですぐ目の前には「元湯」という大きな施設もあります。元湯に比べるとかなり小ぢんまりとして地味な施設ですが、療養的なのんびりとした雰囲気がある公営宿舎となっていました。地味とはいってもやはり湖畔のいいロケーションに建つので、けっこう人気があるようです。宿泊施設ですが日帰りでの入浴も行っており、今回はぶらりと立ち寄りで利用させていただきました。浴場は館内の一番左奥にあります。廊下をずっと進んだ先にあります。脱衣所には棚に籠が並んでいて、とてもシンプルなスタイルとなっていました。平日だったこともあり入浴客も少ないようで、これなら貸切だなぁとワクワクしながら浴場に入ると、一面真っ白でその先にうっすらと湯舟が見えるだけです。湯舟しか見えないので洗い場が無いのかと思ったら、入口の脇の奥まったところにありました。浴室は内湯のみで露天風呂はありませんが、湖側は幅の広い大きなガラス窓になっているので景色が開け、まさに展望風呂となっていました。ただ、冬場で外気温が低いということもあるでしょうが、とにかく湯けむりが凄くて何も見えない状態です。窓際までくると湖面の雄大な景色が眺められますが、一歩内側に入ると明るい窓があるというだけで濃霧に包まれるのでした。湯は端にある岩の湯口から注がれ、そのまま掛け流しになっている様子です。加水や循環を行っていないということらしいので、とても湯量が多いのでしょうね。湯は薄い緑色というか、浅葱色をもっと黄緑色に近づけたような色をしていました。少し濁っているような感じで透明度は1メートルぐらいでしょうか。わりとさっぱりとした熱さを感じる湯でした。冬場などはワカサギ釣りで凍えた体を温めに、温泉でゆっくりするのも乙ですよね。
掲載: 2009/03/01
Data
- 所在地:群馬県高崎市榛名湖町
- 入浴 :2008年3月
- 泉質 :ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
- 形態 :温泉施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ、慢性消化器病など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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