新潟県
つきゆめそう
月湯女荘
ドライブついでに汗を流してのんびりと
月湯女荘は国道252号線沿い高柳町の山の中にポツンとある宿泊施設です。都市交流促進定着施設と謳っていて、宿泊の他に休憩、入浴、食事もできると看板に書かれています。国道を走っていると広い駐車場と農産物直売所が併設する建物が見えるので、とても気になる存在でした。さっそくどんなところなのか興味が湧いて入ってみるとことにしました。館内に入るとすぐ正面は畳の広間になっていて、食事場所となっていました。メニューもけっこう揃っていて、食事をする客が数組いました。入浴料金を払うと2階へ案内され、廊下の途中に浴場入口がありました。脱衣所は棚があるだけのシンプルなもので、そんなに広くはありません。浴場は内湯のみで、クリーム色というか薄いピンクをしたタイル張りの浴室に、木造の縁の大きな湯舟がひとつありました。湯舟の手前と奥に洗い場がありますが、それほど多くはありません。脱衣所には「本日のお湯はバスフレンドひのき」と書かれていたのですが、湯舟の湯は薄いグリーンの湯で、サイコロ状のヒノキが詰まった網袋が浮いています。湯は角に湯口があり、水中に直接注がれていて、注がれている様子はわかりませんが、溢れる気配はなく循環されているようです。地図上によると月湯女温泉と書かれているのですが、浴場のどこにも温泉分析表もなく、温泉という文字もどこにもありません。あとで調べてみたのですが、2003年頃から温泉は中止しているようです。現在は銭湯として営業しているとのことでした。源泉が枯渇してしまったのか、それとも設備的な何か問題があったのかはわかりませんが、古くから湯治場として親しまれていたということなので是非とも復活してもらいたいものです。さて、温泉は仕方ないとして設備としては、湯舟の奥には小さな扉があります。関係者以外立入禁止と書かれていますが、中は小さな部屋になっています。掃除道具が収納してあるわけでもなく、窓もないので何かの跡のようです。非常用ブザーがあったのでもしかしたらサウナがあったのかもしれませんね。浴室の外側は窓ガラスになっていて、裏山の新緑が眺められました。覗き込むと真下には小川がサラサラと流れています。これといって絶景というわけではありませんが、何もない片田舎の風景という印象で、それなりに落ち着く雰囲気の景色でした。入浴剤が入った湯舟といえども、家庭用の風呂より広いので気分よく利用できますし、ドライブの途中にひと汗流して食事をするのには良いのではないでしょうか。
掲載: 2009/04/26
Data
- 所在地:新潟県柏崎市高柳町山中
- 入浴 :2008年5月
- 泉質 :現在は温泉使用中止中
- 形態 :入浴施設 男女別
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 地元度:☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆
温泉レポートを検索