新潟県
ふぉっさまぐないといがわおんせん・あしゆ
フォッサマグナ糸魚川温泉・足湯
大地の恵みを実感しながら足湯で寛ぎを
新潟県糸魚川市、海岸から3キロほど内陸に入った姫川沿いにあるのが糸魚川温泉です。糸魚川といえばフォッサマグナとして有名なところです。フォッサマグナとは日本列島を西南日本と東北日本に分けている大地溝帯のことですね。この糸魚川温泉にも大地の恵みを感じずにはいられない噴泉地があります。それはホテル糸魚川のすぐ目の前、駐車場の一角にジャボジャボと豪快な音を立てながら吹き上げる熱湯があり、その迫力に圧倒されます。噴水のように時折数メートルほども湯が吹き上げ、湯けむりがモワモワっとたちこめます。巨石に囲まれ、露天風呂のように湯舟ができあがっていますが、これはもちろん入ることはできません。近づくだけで熱さが伝わってくるほど熱い湯で、端っこの方の温度を測るだけでも72度ほどありました。ガスというか油臭さのある臭いも充満しています。脇にポンプがあるので、ここの湯を組み上げてホテルの浴場に引いているのでしょうかね。こんなものを見せ付けられると温泉施設にも入りたくなっちゃいますよね。ホテルには日帰り入浴施設もあるので、気軽に入浴も可能です。でも、さらに気軽に利用できるのが、その噴泉地のすぐ近くにある足湯です。誰でも無料で利用できるのが嬉しいですよね。湯舟は縦1メートル、横2メートルほどの長方形で、周囲は木造のベンチになっています。湯は薄い黄銅色をしていて、微妙に濁っている気がする程度です。よく見ると細かな繊維状の湯の華も少し舞っていました。湯舟の底には玉砂利も敷かれていて、足の裏を刺激する感覚が心地よいです。もちろん熱湯というわけではありませんが、わりと熱めの湯で温度は42度以上ありました。湯の注ぎ口が見つからないと思ったのですが、どうやら底の一部から湯が湧き出ているようです。熱めの湯なので足だけですが、すっかり体中があたたまり、とても気持ちよく利用することができました。
掲載: 2009/05/02
Data
- 所在地:新潟県糸魚川市大野
- 入浴 :2008年5月
- 泉質 :ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
- 泉温 :源泉97度
- 湧出量:毎分1500リットル
- 掘削深度:1000メートル
- 形態 :足湯施設
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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