石川県
しかせんこおんせん・しらさぎのゆ
志賀千古温泉・しらさぎの湯
足先だけのオアシス。塩分を含んだ温泉で保温効果は絶大
能登半島の南部にある道の駅「ころ柿の里しか」には本格的なプールも備えた温泉施設の他、旬の地の物を取り揃えた物産館や、地域の文化館などもあります。しっかりと温泉に浸かりたいなら温泉施設ですが、ちょこっと温泉気分を垣間見る程度なら足湯という選択肢もあるでしょう。そこでとても便利なのが、地域の文化館の裏手にある「しらさぎの湯」という足湯です。この足湯は誰でも無料で利用することができるのが嬉しいところですね。しかも、小さなケチくさい金魚鉢のような足湯ではなく、けっこう本格的で大きな足湯施設です。室内というほどでもないのですが、天井やガラス窓に囲われているので雨風も凌ぐことができるようになっています。湯舟は20名以上は軽く入れる大きさで、文化館の壁面に沿うように半弧を描いていました。湯は熱めの湯がチョロチョロと注がれ、注ぎ口から近いところは熱く、離れたところはぬるくなっています。無色透明の湯で、ごくごく微妙に黄色いような気もします。塩分を含む温泉とあって保温効果は絶大なようで、しばらくすると全身から汗が噴き出してきます。足湯というのは足先だけなのに全身が熱くなるのだから凄い効果ですよね。心臓から遠い部分に熱を加えることで、血行が促されるのだそうです。足湯の一部には浅くなったところがあり、そこは赤ん坊の拳ほどの石が埋め込まれています。歩くと足の裏を刺激してとても気持ちがいいものです。裏手にあるということもあり、あまり目立たない場所なので、わりと穴場的な雰囲気がありました。小さな川のほとりにあるので、のんびりとした景色を楽しみながら浸かることもできます。ドライブの途中に、ちょっとだけ温泉気分を味わいながらリフレッシュするのにもってこいの施設ですね。
掲載: 2009/07/11
Data
- 所在地:石川県羽咋郡志賀町末吉新保向
- 入浴 :2008年8月
- 泉質 :ナトリウム-塩化物泉(高張性中性高温泉)
- 泉温 :源泉51.8度
- 湧出量:毎分177リットル
- 掘削深度:1500メートル
- PH :7.0
- 蒸発残留物:14.7g/kg
- ラドン含有量:0.85x10-10Ci/kg
- 形態 :足湯 混浴
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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