富山県
くでんはまおんせん・ひみのはな
九殿浜温泉・ひみのはな
潮風を浴びながらツルツルの温泉を露天で味わう
九殿浜温泉「ひみのはな」は、富山湾の西側、能登半島の付け根にある大きな観光温泉ホテルです。氷見市の北部にあり、魚介類の美味しいことで有名な地域のホテルです。施設が大きく、そして立派で充実しているので、観光の拠点としてゆっくり過ごすのもいいでしょう。このホテルの浴場は日帰りでの入浴も積極的に受け付けています。フロントで入浴受付をする際に、コースを選択します。コースとは利用時間の違いで、90分コース、3時間コース、6時間コースの3種類がありました。レストラン等もあり、館内着を着て半日ゆっくりと過ごすこともできます。受付の際にシューズロッカーの鍵が渡されるのですが、いきなり浴場に向かうのではなく1階の奥にある休憩室に向かいます。休憩室で履物をロッカーにしまって上がると、広い休憩室があります。また、リクライニングチェアやマッサージ機の並んだリラックスコーナーもありました。男性用、女性用の暖簾が揺れる入口があるので入ってみると、そこはロッカーが並んだ脱衣所でした。ところが、ロッカーだけで浴場への入口はありません。半日滞在している人のロッカーでしょうかね。その休憩所からはスリッパに履き替えて2階に上がると浴場がありました。浴場の前には飲泉場もありました。飲んでみると薄い塩味+薄い鉄味&独特の温泉臭がありました。脱衣所は棚に籠が並んでいます。とても小奇麗で、旅館の浴場らしい品のあるものでした。浴場に入ると、石タイル張りの落ち着いた雰囲気の内湯です。ちょっと暗めの印象でした。手前側に洗い場があり、奥には湯舟があります。湯は無色透明で、さっそく入ってみると肌がツルツルとする気持ちのいい湯です。ツルツルというよりスベスベするといった表現の方がいいかもしれません。脇には源泉から直接引いているという湯口もありました。浴室の奥には露天風呂への出入り口もあります。外へと出てみると、大きな壺の水風呂とサウナがあり、その裏に湯舟があります。湯舟は背中から湯の流れる腰掛け湯と壺湯がふたつあり、それぞれのオーバーフローが湯舟へと流れ注がれていました。そして露天はホテルの裏側に当たるのですが、そこからの景色もまたいい感じです。男性用は目の前が駐車場なので、開放感はあるものの駐車場から丸見えです。クルマを停めるときから気になっていたのですが、本当に丸見えです。でも開放感はばっちりです。そして見えるのは駐車場だけではありません。海も見えます。高台の岬にあるので見下ろすように海が広がり、そして海岸線が見えました。男性側はちょっと陰になっているので視界の半分が駐車場ですが、女性用は位置から考えると、ちょうどいい景色なのではないでしょうか。それにしてものんびりとした雰囲気をツルツル温泉とともに味わえるのは最高です。ちなみに露天よりも内湯の方がツルツル度は強いようです。浴後は休憩室でのんびりできますが、その休憩室には雑誌や漫画本も充実しているので、昼寝をしたり本を読んだり、温泉に入ったり、そして食事をしたりと半日まるまる飽きずに過ごせるので、時間があればここでのんびりするのもいいでしょう。
掲載: 2009/07/12
Data
- 所在地:富山県氷見市姿
- 入浴 :2008年8月
- 泉質 :ナトリウム‐塩化物泉 (低張性・弱アルカリ性・高温泉)
- 泉温 :源泉47.7度
- 湧出量:毎分45リットル
- 掘削深度:1,000メートル
- 形態 :温泉旅館 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 優雅度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆☆
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