福井県
ぱれあわかさ・ぱれあのゆ
パレア若狭・パレアの湯
スポーツで汗を流し、健康づくりを温泉気分で楽しもう
パレア若狭は、福井県若狭町、国道27号線と国道303号線がぶつかる三宅交差点近くにある複合文化施設です。館内には本格的な音楽ホールや図書館、フィットネスジム、福祉施設から入浴施設まで、バラエティ豊かな公共施設となっています。この「パレア」とは、「人々の交流、つきあい、仲間」を意味するギリシャ語なのだそうで、地域の交流施設としての役割を持っているようです。パレア若狭の中にある入浴施設「パレアの湯」は、天然温泉ではありませんが、北海道の二股温泉の石灰華を利用した人工温泉となっています。浴場は館内の一番奥側、2階にあります。階段かエレベータで2階にあがると、自動券売機と入浴受付があります。受付を済ますと脱衣所のロッカーキーが渡されます。脱衣所に入るとロッカーの並んだ清潔的な空間がありました。小ぢんまりとした脱衣所ですが、木目の鮮やかな板張りの空間で、また新しさも残る綺麗なものです。ジム帰りの常連さんらしき人が多いのですが、施設はスポーツジムの温泉施設という感じではありません。浴場もそれほど大規模なものではありませんが、ゆったりとした湯舟があります。浴場には洋風と和風があり、定期的に男女が交替するようです。洗い場は側面に8基並んでいて、ボディソープ、リンスインシャンプーが用意されています。湯舟はひとつだけですが、大きくてのびのびとしたものです。湯舟の角には何やら人工温泉の装置が建っています。高さは2メートルぐらいあるのでしょうか(もっと小さいかな?)、網目の容器の中に細かな石片が沢山詰まっていて、その中を湯が上から流れ落ちて湯舟へと注がれていました。石片は二股温泉の堆積物である石灰華で、クリーム色というかベージュ色をしています。湯舟の湯は無色透明で、非常にさっぱりとしていてあまり温泉らしさを感じませんが、厚生省にも認可され、効能も認められているのだそうです。石灰華が溶け出して温泉効果になっているということなのでしょうね。浴室の外側はガラス窓にはなっていますが、半分は曇りガラスのようになっています。景色などは眺められませんが、空の一部が見えとても明るい雰囲気です。このときは夜間だったので、すぐ隣のナイター照明がよく見えました。浴後には受付の裏手にある休憩室を利用することができます。畳の広間になっていて、ちょっと一休みするにはちょうどいい感じです。天然温泉ではないので観光客が訪れるような雰囲気はありませんが、気軽に入浴して汗を洗い流すにはちょうどいい施設だと感じました。
掲載: 2009/08/01
Data
- 所在地:福井県三方上中郡若狭町
- 入浴 :2008年8月
- 泉質 :炭酸カルシウム温泉(人工温泉)
- 形態 :入浴施設 男女別
- 効能 :リュウマチ、腰痛、神経痛、疲労回復など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆
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