沖縄県
ろわじーるほてるみいぐすくおんせん・りゅうきゅうとうじちゅらすぱ
ロワジールホテル三重城温泉・琉球湯治ちゅらスパ
南国の高級温泉で、極上のリゾートステイを満喫
那覇のポートサイドにある高級ホテル「ロワジール那覇」には沖縄県では珍しい天然温泉施設があることで有名です。そのロワジールに平成21年7月(2009年)に新しく加わった温泉施設が「琉球湯治 ちゅらスパ」です。スパタワー那覇という新しい宿泊施設がロワジール那覇に隣接し、その２階にある癒しの温泉施設です。幸運にもそのプレ・オープン初日に宿泊することができました。温泉施設はスパタワー那覇の２階にあります。スパタワーに宿泊の人は無料で利用することができますが、一般の利用客は4,150円(オープン当時)という高額な料金がかかるのでとても敷居の高い優雅な温泉施設といえるでしょう。ちなみにロワジール那覇に宿泊の方でも2,000円の利用料金がかかるので、かなりの優越感を味わいながら利用ができそうです。さて、プレ・オープンの初日ということで、チェックインの際には何だかぎこちない係員の対応がとても初々しいです。スパタワーへは、ロワジールの玄関からフロントを横切って奥へと進み、２階に上がったところに重厚な木目調の扉があるので、そこから中に入るとスパタワーのフロントがあります。非常に気品に満ちた雰囲気があり、場違いな感じがして落ち着かないところが庶民なんですね。スパタワーへはここから連絡通路を通って向かうのですが、この通路がまた高級感溢れています。途中から両サイドにショーウインドーが並びます。中にはディオールの高級バッグなどが展示されていました。どうやらディオールとのコラボレーションされた空間のようです。通路を渡りきるとエレベータフロアにたどり着きます。浴場はこのひとつ下のフロアにあります。浴場入口の前には受付があり、ルームキーを提示するとハンドタオルとバスタオル、そしてロッカーキーが手渡されました。受付の左右に男女浴室の入口があります。浴室入口では履物を脱いで中に進み、シューズロッカーに収納します。ロッカーキーはシューズロッカー、脱衣所のロッカー兼用です。脱衣所内はスチールロッカーが並びますが、それほど広い空間ではありません。このロッカーの数以上には入浴客が入れないということですから、ゆったりと入れそうです。ロッカールームの奥に洗面台があり、アメニティもそれなりに充実した印象はありますが、料金に見合うほどの最高級という感じでもありませんでした。浴場に入ると掛かり湯と、正面にはサウナと水風呂があります。右手側には内壁際にそれぞれブース状になった洗い場が並び、外壁側の大きなガラス窓際に主浴槽がありました。主浴槽は横に細長いものですが、とにかくゆったりとして広々とした感じがありました。また、湯の注ぎ口がシーサーというのも凝った演出ですね。沖縄らしさを感じられて非常に和やかです。窓ガラスの外側は露天エリアが広がります。ポートサイドにはあるものの、木製の板壁に囲われているので残念ながら景色を楽しむことはできません。また、頭上にはスリッド状の屋根もあるので、外気は流れ込んで爽やかさはあるものの、開放感が少し欠けてしまいます。雰囲気はとてもいいだけに、一部でもいいから開放的な空間を作ってほしかったです。露天にはリクライニングチェアーやデッキチェアーが並び、寛ぎながらリラックスすることができます。またこちらにもゆったりとした湯舟がありました。湯はクリア感はあるのもも、微妙に黄色っぽく色づいた湯です。わりとぬる目の設定なので、じっくりと浸かりながら楽しめますが、塩分を多く含むので温熱効果も期待できます。ロワジールと同じ源泉なのでしょうが、湯の使い方が違うのでしょうか、けっこう印象の違う湯です。湯は質感も上々で、古代海水由来の湯ながらも、しっとりさとサラッとした感じの両方が楽しめます。お湯は確かに良質で満足できますが、全体的にはロワジールというブランドにお金をかけているという感じで、施設の費用としては割高な感じは否めません。ただ、それだけに非常に優越感を感じながら利用できるのは、リゾートの醍醐味かもしれませんね。
掲載: 2009/07/20
Data
- 所在地:沖縄県那覇市西
- 入浴 :２００９年７月
- 泉質 :含ヨウ素−ナトリウム−塩化物泉
- 泉温 :源泉40.6度
- 湧出量:毎分442リットル
- 掘削深度:800メートル
- ＰＨ :７．３
- 蒸発残留物:20.08g/kg
- 形態 :リゾートホテル 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆☆
- 気軽度:
- 優雅度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆☆
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