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千葉県

かなやおんせん・うみべのゆ

かなや温泉・海辺の湯

浦賀水道を行き交う船を見送りながら天然温泉を楽しむ
千葉県内房、浦賀水道に面した海岸沿い、国道127号線沿いにある「海辺の湯」は、大きなドライブイン内にある日帰り温泉施設です。非常に見通しのよい海岸沿いにポツンと建ち、駐車場もとても広いので非常に目立つ存在です。干物や海藻類など海産物をメインとした土産物を扱っていて、行楽帰りのおみやげにちょっと立ち寄りたいお店です。団体客の食事処としての利用も多いようですが、何といっても海が一望できる温泉施設があるのが嬉しいところですね。浴場は2階にあるので、まずはエレベータであがります。するとすぐに下足箱があり、そして浴場の受付がありました。下足箱は100円リターン式のものでした。受付の目の前に男女別の浴場入口があり、正面には軽食も楽しめる休憩室があります。入浴受付をするとシューズロッカーの鍵と引き換えに脱衣所のロッカーキーが渡されます。脱衣所は縦に細長く壁側には木造のロッカーが並びます。わりと広々としていて清潔的な印象も受けました。浴場は緑がかった石タイルの床に、黒い石タイルの湯舟や洗い場となっています。シンプルなスタイルでありながらも高級感もあります。手前側に洗い場があり、奥には湯舟、そして大きなガラス窓があり室内は非常に明るく、また露天風呂越しに海が見えます。ほんとすぐそこが海岸なので、海辺の湯というネーミングがぴったりの眺めでした。浴場内には湯舟が大小2つあり、大きい湯舟は天然温泉で、小さい方は水風呂となっています。水風呂のすぐ裏には小さいながらもサウナがありました。露天風呂はベランダ状になっていて、わりと大きめの湯舟があります。手すりが周囲を囲っているのですが、手すりの下部分は透明なガラスになっているので、湯舟に浸かりながらも景色を楽しむことができるように工夫されていました。天然温泉はこれがまた個性的な湯で、紅茶のような赤みがかった茶色の湯です。クリア感はあるのですが、透明度は30センチほどですかね。臭いなどは気になるものはないけど、肌がツルツルとする滑らかな感触が味わえる優しい湯でした。海は所々から岩が顔を出す岩礁帯のようで、穏やかな海の先には対岸にある神奈川県の三浦半島が見えます。浦賀水道は東京湾の一番狭い部分で、行き交う船舶もたくさんあるので、飽きずにずっと眺めていられますね。のんびりと潮風も楽しみつつ、優雅に温泉を楽しむことができました。
掲載: 2009/09/19
Data
  1. 所在地:千葉県富津市金谷
  2. 入浴 :2008年9月
  3. 泉質 :ナトリウム−炭酸水素塩・硫酸塩泉(弱アルカリ性低張性冷鉱泉)
  4. 泉温 :源泉17.4度
  5. 湧出量:毎分163リットル
  6. 形態 :日帰り温泉施設 男女別
  7. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
  8. 露天風呂:あり
  9. 開放度:☆☆
  10. 清潔度:☆☆☆
  11. 気軽度:☆☆☆☆
  12. 人気度:☆☆☆☆
  13. 景色 :☆☆☆☆
  14. 総合評価:☆☆☆