福島県
あかさかおんせん・すぱりぞーとあぶくまおんせんかん
赤坂温泉・スパリゾートあぶくま温泉館
森林の中で優雅にのんびりと温泉を楽しむ
白河から国道289号線を甲子温泉方面へ向かって10分ほど、森の中にある温泉リゾートが「スパリゾートあぶくま温泉館」です。国道もしばらく森の中を進んでいますが、案内の看板に従って脇道に入ると、これがまた右に左にとクネクネとした細い山道になります。こんな道で合っているのだろうかと心配になりますが、やがて広い駐車場が見えてきます。駐車場は第１駐車場から第３駐車場まであり、いかに人気のある施設かが窺い知ることができます。館内に入るとまずは左手前にシューズロッカーがあり、そしてフロントがあります。フロントで受付をするとリストバンドが手渡されます。これは脱衣所のロッカーキーと館内の飲食などの精算用にバーコードのついたものでした。正面には広間の休憩室でこちらでは軽食をいただくことができます。館内は３階建てで、フロントのあるこのフロアが２階で、３階はマッサージやカラオケなどの施設、１階が大浴場となっていました。脱衣所は縦に２段の長細いロッカーです。洗面台も広くてしっかりとしています。浴室に入ると手前左側に洗い場が並び、右側には韓国式サウナと高温サウナ、そして水風呂がありました。浴場の奥には薬湯や寝湯、そしてバブルバスのついた主浴槽があります。全体的に意外と小ぢんまりとした浴室で、スパリゾートというよりは小規模のスーパー銭湯といった印象を受けました。薬湯は布袋に薬草の詰まったものが浮いていて、薬草の臭いがプンプンとする濁った湯でした。薬草が好きな人はたまりませんね。臭いだけで効果があるような気がしてきます。浴室がガラス張りになっていて、そこからは外の露天風呂が見えました。露天風呂は岩風呂になっていて、わりと大きな湯舟です。屋根はついていますが、巨石に囲まれていてとてもワイルドな印象を受けます。夜間だったこともあり、ライトアップされていて光に浮かび上がる湯けむりがとても幻想的でした。湯は多少濁った湯ですが、サラッとしていている以外に、特に印象の残るものもない地味な湯です。こんなものなのかなぁと思っていると、露天風呂の入口側にある岩の間から湯が注がれているのですが、ここだけ岩が赤茶色に染まっています。源泉なのかと手ですくってみると、古い鉄釘のような金属臭がします。また、舐めてみるとうっすらと金気味がありました。炭酸泉にありがちな特徴ですが、気泡もつかないのでそれとも違うようです。この注がれている部分だけはしっかりと温泉していました。他の湯舟は循環式のため、特徴が薄れてしまっているのかもしれませんね。それにしてもけっこう辺鄙な場所にあるように感じた施設ですが、施設が大きくて、また入浴客も非常に多くて賑わっていました。人気のある温泉施設だということがわかりました。
掲載: 2009/10/24
Data
- 所在地:福島県西白河郡西郷村大字真船字川谷
- 入浴 :２００８年１１月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉
- 泉温 :源泉43.8度
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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