大分県
ゆのつるおんせん・いかだばのゆ
湯の釣温泉・筏場の湯
ドライブの途中に玖珠川の流れをのんびりと楽しむ
国道210号線沿い、日田市街から玖珠へと向かう途中、湯の釣温泉にある温泉施設が「筏場の湯」です。食事処や売店などを備えたミニドライブインのような施設で、ログハウス調の建物の前にはトトロの人形が出迎えていました。ここは家族湯があるのですが、順番待ちになるほど人気のある温泉スポットになっています。家族湯以外にも男女別の大浴場もあり、こちらも風情ある浴場なのですが、わりと穴場になっているような気がします。入浴の受付は売店のソフトクリーム売り場になっていて、そこで料金を払って浴場にむかいます。大浴場が空いているようだったので、今回は大浴場に入りました。浴場は手前が男湯で奥が女湯となっていました。脱衣場は棚に円筒状のカゴが整然と並んでいます。木目の鮮やかな板間になっていて、ログハウスのようで素朴だけどなかなか雰囲気がいいです。洗面台にはドライヤーもありましたが、これは有料のようです。浴場に入るとまずは内湯があります。内湯といっても岩風呂になっていて、浴室はそんなに広くはないのですが窓が大きいので狭苦しさはありません。湯舟は大人が7〜8名ほどがゆったりと入れるもので、わりと深めのものでした。洗い場は湯舟のすぐ脇にありますが、数は少ないのであまり体を洗うという印象はありませんでした。掛かり湯でしっかりと体を流してから湯舟に入りましょう。内湯の隣には大きな露天風呂もあります。露天といっても天井は葦簾 で覆われていて、正面は簾 が垂れています。一見すると見晴らしが悪いのかという気もしますが、それでも目の前には玖珠川の清流が流れ、とても優雅な雰囲気です。湯舟は巨石に囲まれた大きな岩風呂で、10名以上は入れるゆったりとしたものでした。冬場だったこともあり、湯けむりが風に揺れてとても幻想的な雰囲気です。湯は源泉掛け流しになっているそうで、温度もちょうどいいです。夏場は川沿いにある44度の源泉、冬場は山側にある48度の源泉を利用しているのだそうです。無色透明の湯は非常にさっぱりとしていて、サラサラとした印象の湯でした。通り沿いということもあり、ドライブの途中で気軽に立ち寄れる温泉施設だと感じました。
掲載: 2009/11/07
Data
- 所在地:大分県日田市天瀬町赤岩
- 入浴 :2008年12月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉
- 形態 :温泉浴場 家族湯・男女別
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 秘湯度:☆
- 素朴度:☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆☆
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