岐阜県
なかおおんせん・あしあらいのゆ
中尾温泉・足洗いの湯
思わず大はしゃぎしたくなる開放的な足湯公園
新穂高温泉郷のひとつ、中尾温泉にある足湯公園が「足洗いの湯」です。県道から旅館街のある脇道へと入り、坂道を抜けた交差点にあります。交差点にさしかかると、突如として開けた広場が見えるので、そこが足湯公園になっています。一角には専用の駐車場もあるのですが、道路沿いに5台分くらいあるだけで、なんだか路上駐車をしているような感じです。観光の目玉になるような大きな施設ではありませんが、小奇麗に石ブロックで整備された公園になっていて、足湯施設としてはわりと広々としているように感じました。施設内には円を描くように湯舟があるのですが、季節によって開放エリアが違うのか、一部には湯が張られていませんでした。5月の初旬に訪れましたが、周囲に雪などは残っていないながらも、まだまだ涼しい季節です。湯が冷めてしまうのを防ぐためにエリア分けしているのかもしれませんね。それにしても屋根や囲いもまったくないので、随分と開放感のある足湯です。ジャブジャブと中に入って、公園の水浴場のように子どもたちも大はしゃぎしながら遊べるような足湯でした。特に管理人が常駐しているわけでもなく、自由に利用することができますが、公園の入口には寸志の料金箱が設置されていました。利用する際には清掃協力金として心遣いをが欲しいところですね。足湯の湯舟そのものは、屋根もなく、腰掛部分がしっかりと整備している感じでもないので、じっくりと座って暖をとるというよりは、裾をまくってやはりジャブジャブと入って楽しむような感じです。周囲は硫化水素の臭いが立ち込める温泉街のど真ん中、なんとも楽しく温泉情緒を味わえそうです。無色透明の湯だけど、硫黄分たっぷりのようで湯舟の底には薄いレモン色をした湯の華が溜まっているところもありました。道を挟んで対岸には源泉もあり、豪快な音と湯けむりをあげながら、その存在感をアピールしていました。湯はけっこう熱めで、注ぎ口に近い部分は熱すぎるほどです。熱すぎるというより、近づけないぐらい熱いです。反対側にいくほどぬるいので、好みの場所で遊びましょう。
掲載: 2010/01/31
Data
- 所在地:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷新穂高温泉中尾
- 入浴 :2009年5月
- 形態 :足湯 混浴
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 異色度:☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆☆
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