北海道
ねといおんせん
ねとい温泉
田園地帯にポツンと佇むアットホームな温泉旅館
北檜山の市街地からクルマで10分ほど、田園風景の広がる農村地帯にポツンと佇む温泉旅館が「ねとい温泉」です。国道からは両サイドに畑の広がる農道へと入り、しばらく進んだ先に案内標識もあるのでわりと迷わずに訪れることができるでしょう。しかしながら、どうしてこんなところに?と思うようなロケーションに寂しげにポツンと佇む感じで何とも不思議なところです。温泉は旅館施設としてありますが、日帰りでの公衆浴場のような施設も兼ねているようです。旅館の入口とは別に奥の浴場入口前には専用の玄関と、入浴の受付がありました。玄関を入るとすぐ正面が女湯で、左側にいったところに男湯がありました。男湯の前には小さな休憩スペースも用意されています。ゆっくりとまったりする感じではありませんが、湯上りにちょこっと休むのに適した感じですね。脱衣所は洗面台と簡易的な棚が並びます。わりと質素でシンプルなスタイルでした。浴場はタイル張りのオーソドックスな造りで、わりと小ぢんまりとした小さな内湯のみです。手前両サイドが洗い場になっていて、奥に湯舟があるという配置です。湯舟は一部にジェットバスのついたもので、角の湯口からトロトロと湯が注がれています。湯舟からは溢れるようには見えないので、循環されながら利用されているようです。湯舟の脇には蛇口が2つ並んでいて、一方には布が濾過用にかぶせてありました。こらちは源泉なのでしょうか、さっそく捻ってみましたが、ほとんど無色透明、無味無臭の熱い湯が注がれるだけでした。湯舟の湯も無色透明だし、温泉分析票を見ても単純温泉のようなので、それほど目立った特徴はないような湯のようです。しかしながら、アルカリ性の湯ということで肌触りがツルッとしたとても滑らかな印象の湯でした。軽い感じが楽しめるので、非常に入りやすいですよね。夜間に訪れたのですが、いつもよりも早く閉店準備をしたかったのか、これでもかというぐらい口うるさく急かされての入浴となりました。もう少しゆっくりと湯舟に浸かれればよかったのですが、夜間に利用する際には時間に余裕をもって訪れてみましょう。
掲載: 2010/03/28
Data
- 所在地:北海道久遠郡せたな町北檜山区西丹羽
- 入浴 :2009年8月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性低温泉)
- 泉温 :源泉25.6度
- 湧出量:毎分67リットル
- PH :8.7
- 成分総計:0.572g/kg
- 形態 :温泉旅館兼公衆浴場 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 素朴度:☆☆☆
- 景色 :☆
- 総合評価:☆☆
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