北海道
のぼりべつおんせん・てんねんあしゆ
登別温泉・天然足湯
大湯沼から流れ出した湯の川で天然足湯を楽しむ
登別温泉は言わずと知れた北海道を代表する大温泉地です。火山帯に位置する温泉地ということもあり、温泉街のいたるところから湯けむりがあがっているのですが、源泉の数だけでなく様々な種類の泉質が楽しめることでも有名な観光温泉地です。温泉街の外れには、観光の目玉になっている地獄が広がっていますが、湧き出る温泉がそのまま沼となっている「大湯沼」などは、けっこう見応えのある景色です。沼そのものは熱湯となっているのでそのまま立ち入ることはできないのですが、その沼から溢れ出た湯が、川となって流れ出ています。これが大湯沼川で、温泉の川となっているのです。もちろん川となったところで、高温のため非常に熱いのですが、ところどころ滝になったり浅瀬になったりしながら、温度も少しずつ下がっていきます。そして大湯沼から徒歩10分ほどのところにくると、ちょうどいい温度になってくるのです。ちょうどそのあたりに足場を設けてつくられたのが「天然足湯」です。川岸に丸太で組んだ足場があるだけの非常に素朴なものですが、非常にワイルドな雰囲気が楽しめます。単なる湯の川だと普通の観光客はそれほど訪れないでしょうけど、「天然足湯」となっただけですっかり観光客に人気のスポットとなっているようで沢山の人々で賑わっていました。川は幅が1メートルぐらいで深さも5〜20センチほどです。子どもでも安心して楽しめますが、やはりところどころ熱いので注意が必要です。ちょっと上流には大湯沼とは別に「大正地獄」というのがあり、間歇的に泥湯が噴き出すようで、その際には足湯の温度も急激に高くなるそうです。そうなると高温すぎて入れなくなるとのことでした。川底はサラッとした泥になっていて、小石がところどころにあります。けっこう尖った小石もあるので、注意しながら足湯を楽しみましょう。ちなみに足湯の上流側にある段差部分の脇からも湯が湧き出ていました。こちらはオレンジ色をした湯の華があるので、鉄分を多く含んでいるようです。大湯沼川は黒ずんだ色をしているので、泉質が違うようです。登別周辺は何種類もの泉質の異なる源泉が湧き出ているのも特徴で、まさに温泉天国なんですね。温泉街からはちょっと離れていますが、歩けない距離でもないので是非とも訪れてみましょう。
掲載: 2010/04/10
Data
- 所在地:北海道登別市
- 入浴 :2009年8月
- 形態 :川 混浴
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆☆
- 清潔度:
- 気軽度:☆☆☆
- 野趣度:☆☆☆☆☆
- 異色度:☆☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆☆
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