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北海道

なうまんおんせん・ほてるあるこ236

ナウマン温泉・ホテルアルコ236

ナウマン象のふるさとに湧くツルツルヌルヌルの温泉
ナウマン象はおよそ二万年ほど前に日本、朝鮮半島、中国など東アジアに生息していた絶滅種です。日本の各地で化石が発見されていますが、部分的に発掘されることが多いそうです。ところが忠類ではほぼ一頭分の全身骨格が発掘されたそうで、それを記念して資料館や公園を整備したのが「道の駅忠類」です。ナウマン象に関する資料や発掘模型など、太古のロマンに触れて楽しめそうです。この道の駅忠類に隣接する「アルコ236」というホテルは、気軽に立ち寄り入浴もできる温泉スポットとなっています。入口は石垣造りで、夜間に訪れましたがライトアップされていてなんとも洒落た感じのホテルです。館内に入るとフロントの手前に自動券売機があり、立ち寄り入浴の際には入浴券を購入してフロントに渡します。すぐ左側に浴場入口があり、そこで履物を脱いであがると椅子の並んだ休憩ロビーがありました。ロビーの左右に男女浴場入口がありました。脱衣所は鍵付きのロッカーが並びますが、貴重品は貴重品ボックスかフロントに預けるように書かれています。それほど広いというわけでもなく、中規模程度の脱衣所でしょうか。浴場に入ると正面に大きな主浴槽があり、左右手前側が洗い場となっています。洗い場にはボディソープとリンスインシャンプーが用意されています。浴槽は主浴槽以外にも端に円形のジャグジー風呂や、水風呂、打たせ湯、そして浴室の隅にはサウナもありました。体をサッと流してさっそく湯舟に浸かりますが、これがまたツルツルヌルヌルの湯で、何度も体をこすりあわせてうっとりするほどの気持ちよさです。ペーハーが9.7もあるというアルカリ性の湯が自慢とのことです。肌が溶けちゃう気分というか、石鹸がいつまでも落ちないような感覚です。なるほどこれは神秘の泉ですね。続いて露天風呂に向かいます。露天は浴室の奥に扉があり、5メートルほど奥に進んだところに湯舟がありました。露天は高い石壁に囲まれたもので、大人が3〜4名ほど入れるくらいの小ぢんまりとしたものでした。景色を眺めるような露天風呂ではありませんが、雰囲気は悪くありません。冷たい外気を浴びながらの入浴も格別なものですね。十勝帯広空港からのアクセスも便利で、帯広や襟裳岬への観光の拠点としても便利なところです。ナウマン象を見て、太古のロマンに想いを馳せながらのんびりと寛ぎたいですね。
掲載: 2010/04/17
Data
  1. 所在地:北海道中川郡幕別町忠類白銀町
  2. 入浴 :2009年8月
  3. 泉質 :アルカリ性単純温泉
  4. 泉温 :源泉25.0度
  5. 湧出量:毎分340リットル
  6. PH :9.5
  7. 蒸発残留物:0.402g/kg
  8. 形態 :温泉ホテル 男女別
  9. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
  10. 露天風呂:なし
  11. 開放度:☆☆☆
  12. 清潔度:☆☆☆☆
  13. 気軽度:☆☆☆☆
  14. 景色 :☆☆
  15. 総合評価:☆☆☆