北海道
あかんらんどたんちょうのさとおんせん・さーくるはうすあかいべれー
あかんランド丹頂の里温泉・サークルハウス赤いベレー
道の駅とキャンプ場に囲まれた便利な温泉施設
釧路の市街地からクルマで1時間足らず、国道240号線沿いの道の駅「阿寒丹頂の里」のすぐ目の前にある温泉施設がサークルハウス赤いベレーです。ここは宿泊施設ですが、気軽に立ち寄り入浴もできます。目の前には道の駅があり、またすぐ裏にはキャンプ場などもあるので、観光の拠点として、またドライブの途中に立ち寄る人も多いようです。館内に入ると右手にはレストランがあり、エゾジカを使った珍しい料理も味わえるそうです。玄関正面にはホテルのフロントがありますが、入浴の場合はここで受け付けをします。入浴料を払ったところで廊下を左手に突き進んでいくと、温泉施設となります。浴場入口前には広間の休憩所もあり、浴後にゆっくりと寛ぐことができそうです。脱衣所に入ると棚にカゴの並んだシンプルながらも広々とした雰囲気がありました。奥にはコイン返却式の貴重品ロッカーも用意されています。洗面台は2基でドライヤーが1つだけ用意されていました。浴場に入るとムッとした熱気に包まれます。浴室は内湯のみで露天風呂はありませんが、いくつかの湯舟があります。まずは手前にはサウナと小さな水風呂がありました。右手側には洗い場が並びますが、固形石鹸がおいてあるだけでボディソープやリンスインシャンプーなどは用意されていません。各自で持ち込むのがスタイルのようですね。左側には打たせ湯が1筋ありました。その隣にも洗い場があります。ところがこの洗い場はちょっと不自然な造りです。後ろに衝立があったり頭上には配管があります。元々は打たせ湯だったのではないでしょうか。何かの事情により洗い場に変身させたという印象を受けました。湯舟は3つ並んでいます。一番左側にあるのは小さめで熱めの湯がトロトロと注がれています。そのすぐ隣にはジェットバスのある湯舟がありました。左側にも大きめの湯舟がありますが、一部が浅くなったタイプのものです。右側と左側の湯舟の間には、いかにも露天風呂がありますよって雰囲気の扉がありますが、関係者以外立入禁止と書かれていて、外に出ることはできませんでした。湯はサラッとしてツルッとした感じの湯で、舐めるとわりとしっかりとした塩辛さを感じます。また、薄いこげ茶色に色づいています。なかなかいい感じの湯でした。浴室が蒸していることと、湯も熱いこと、そして塩分を多く含んで温熱効果があることなど、すぐに茹ってしまう要素がたくさんあります。こんなときは水風呂で体を冷やして入ると長く楽しく浸かることができます。温冷浴を繰り返すと副交感神経が刺激されて健康になれるかもれませんね。なかなかいい湯で、とても優雅に楽しむことができました。
掲載: 2010/04/18
Data
- 所在地:北海道釧路市阿寒町
- 源泉名:自然休養村泉源
- 入浴 :2009年8月
- 泉質 :ナトリウムー塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
- 泉温 :源泉44.5度
- 湧出量:毎分330リットル
- 形態 :温泉観光施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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