北海道
おだいとうおんせん・しーさいどほてる
尾岱沼温泉・シーサイドホテル
野付半島と野付湾を眺めながら、ツルツルの温泉を楽しむ
野付半島は北海道の東端にある全長28キロほどある大きな砂嘴です。砂嘴とは潮流により砂が堆積してできた細長い陸地です。立ち枯れたとど松や湿地帯の景色が美しく、景観地としてとても人気のあるスポットです。別海町にあるシーサイドホテルは野付半島を目の前に眺める野付湾沿いにある温泉観光ホテルです。国道244号線からちょっと入ったところにありますが、スピードを出しているとうっかり通り過ぎてしまいそうなところにあるので、スピードを落として注意しながら走りましょう。通りから脇道に入るとその奥に駐車場と建物が見えてきます。中規模程度のホテルで、まさに海沿いのとても優雅な雰囲気のあるホテルでした。また、日帰りでの入浴も受け付けているので、気軽に立ち寄ることもできます。近くにはキャンプ場もあるので、キャンパーの方にも便利な温泉となることでしょう。浴場は館内に入って右側廊下を進んだ先にあります。浴場はわりとシンプルで、片側に洗い場がズラッと並んで、その反対側に角を丸くしたような長方形の大きな湯舟があるだけです。体をサッと流してさっそく湯舟に浸かりますが、入った瞬間にツルッとするとても滑らかな湯です。湯はほとんど透明ですが、微妙に黄色っぽい気もします。また、モール泉特有の軽い感じの牧草のような臭いがありました。ツルツルとした浴感とこの臭いで、うっとりとしてしまいます。湯はそれほど熱くはないのですが、ちょっと入るとすごく汗が出るほどあたたまります。湯を舐めてみるとしっかりとした塩味がありました。塩分を多く含んでいるので温熱効果もあるようです。湯はけっこう大量に湯舟からあふれ出しています。湯量も豊富なのでしょうね。なんとも贅沢な気分です。外には露天風呂もありました。こちらは岩風呂となっています。そして露天からは野付湾を眺めることができます。なかなか気分のいい露天風呂ですね。露天風呂も大量に湯が溢れ出ていました。野付湾を吹き抜ける冷たい風がとても心地よく、とても優雅に温泉を楽しむことができました。道東観光のひとつとして野付半島を楽しむならば、観光の拠点として、またドライブの途中のひと休みに是非とも利用してみましょう。
掲載: 2010/04/24
Data
- 所在地:北海道野付郡別海町尾岱沼岬町
- 入浴 :2009年8月
- 泉質 :ナトリウム−塩化物泉(高張性弱アルカリ性高温泉)
- 泉温 :源泉55.0度
- 湧出量:毎分192リットル
- PH :7.9
- 蒸発残留物:12.05g/kg
- 形態 :温泉観光ホテル 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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